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米国株見通し:上げ渋りか、週末控え調整の売りも

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(13時20分現在)

S&P500先物      4,294.75(-3.50)
ナスダック100先物  14,496.50(-6.50)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は45ドル安。長期金利は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

8日の主要3指数は堅調。序盤から徐々に値を上げ、ダウは168ドル高の33833ドルと3日続伸で取引を終えた。今週は豪準備銀行とカナダ銀行の両主要中銀によるサプライズの政策決定で、引き締め圧力が意識されていた。しかし、この日発表された新規失業保険申請件数は予想より弱い内容となり、市場は来週の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送りを期待。金利低下を背景にハイテクへ関連の買いが強まり、指数の上昇に寄与した。

本日は上げ渋りか。今晩は具体的な手がかりが乏しく、来週の重要イベントを見極めようと動意の薄い値動きが予想される。連邦準備制度理事会(FRB)は13-14日のFOMCで引き締めをいったん休止するとの見方から、金利安が続けばハイテクを中心とした買いが先行しそうだ。一方で7月のFOMCでの利上げ再開が見込まれるため、割安感の生じた銘柄への買戻しにとどまる見通し。ウクライナでの戦闘が激化するなか、週末前の売りも重石となる。

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