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国内外の注目経済指標:米政策金利は据え置きの公算

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6月12日-16日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

■13日(火)午後9時30分発表予定
○(米) 5月消費者物価コア指数-予想は前年比+5.2%
参考となる4月実績は+5.5%。住居費の上昇率は鈍化しつつあるが、コアインフレ率の大幅な低下は期待できない。ただし、複数の項目で物価上昇率は鈍化しており、この状況は5月も変わらないため、コアインフレ率は4月実績を下回る見込み。

■14日(水)日本時間15日午前3時発表予定
○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合-政策金利は据え置き予想
米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン理事は5月31日、金融安定性と経済に関するスピーチで、「次回会合で政策金利の据え置きを決定しても、今サイクルのピーク金利に達したと解釈すべきではない」と述べた。5月雇用統計では賃金の伸びは鈍化していた。インフレ持続につながる新たな材料が提供されない場合、政策金利の据え置きが実際に決定されることになりそうだ

■15日(木)午後9時15分発表予定
○(欧)欧州中央銀行(ECB)政策金利発表-予想は0.25ポイントの利上げ
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は6月5日、欧州議会で「最新の入手可能なデータによると、一部に緩やかな兆候が見られるものの、基調的なインフレ率がピークに達したことを示す明確な証拠はない」と述べており、追加利上げの必要性を示唆している。

■16日(金)決定会合の終了予定時刻は未定
○(日)日本銀行金融政策決定会合-予想は金融政策は現状維持
日銀の植田総裁は、安定的な物価上昇のカギを握る賃上げの持続性や広がりを多角的に見極めたいと指摘している。物価が安定的に2%程度上昇しているかどうかがポイントになるとの認識は変わっていない。現時点で賃金の持続的な上昇を示唆するデータは揃っていないことから、現行の金融政策は長期間維持される見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・12日(月):(日)5月国内企業物価指数
・13日(火):(独)6月ZEW期待指数
・14日(水):(欧)4月ユーロ圏鉱工業生産、(米)5月生産者物価コア指数
・15日(木):(日)5月貿易収支、(中)5月小売売上高、(米)5月鉱工業生産
・16日(金):(米)6月ミシガン大学消費者信頼感指数

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