日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は3日、前日比+1.42(上昇率7.52%)の20.30と上昇した。なお、高値は20.50、安値は19.60。今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測が根強く、また昨日の海外市場で上昇した米長期金利が今日も底堅い動きとなったことが東京市場の株価の重しとなった。日経225先物は取引開始後に下げ幅を広げ、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは上昇し、不安心理の高まった状態の基準とされる20を上回った。日経VIが終値で20を上回るのは今年8月9日以来。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
いま読まれてます
記事提供:
元記事を読む