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学情—3Qは2ケタ増収・経常利益増益、求職者・企業の双方から支持をうけ好調に推移

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学情 <2301>は9日、2024年10月期第3四半期(23年11月-24年7月)決算を発表した。売上高が前年同期比21.5%増の70.06億円、営業利益が同3.0%減の12.83億円、経常利益が同7.3%増の16.24億円、四半期純利益が同11.8%増の11.58億円となった。

第3四半期累計期間における就職情報事業全体の売上高は前年同期比21.9%増の68.05億円となった。基幹Webメディアである「Re就活」は、企業のリアル(雰囲気や社員の声)が伝わる動画や、ChatGPTで自己PRの作成をサポートする「スマートPRアシスタント」機能を投入するなど、機能面での「使いやすさ」を更に向上させている。また、7月には新TV-CMによる「転職する」も「転職しない」もどちらも前に進んでいるというメッセージの発信が、20代から支持されている。その結果、「Re就活」の売上高は同28.6%増の14.86億円となった。また、基幹Webメディア「Re就活」の登録者数・応募者数の増加は、合同企業セミナー「転職博」や、エージェントサービス「Re就活エージェント」、ITエンジニア経験者転職サイト「Re就活テック」の利用者の増加に波及している。「Re就活エージェント」に関しては、引き続き採用難易度が上がる中、求人広告と人材紹介を併用し様々なチャネルから採用したいというニーズの高まりと、「Re就活」との相乗効果により、売上高は同19.9%増の5.34億円となった。多くのメディア(伝えるチャネル)を通して、求職者と企業のより良いマッチングを創出し、「採用」という成果を実感してもらうことで、さらに引き合いが増加するという好循環サイクルに入ることができている。新卒採用市場では、採用活動の早期化が進み、企業は早期化への対応として、インターンシップ、オープン・カンパニーへ向けての広報活動に注力している。そのような中、同社では企業ニーズに対応する「あさがくナビ2026 インターンシップ&キャリア」の売上高が伸長した。また学生に対しても、学生にとって使いやすいサービス提供を心掛け、学生と企業の双方からの高い支持を得ている。この結果、「あさがくナビ」の売上高は同11.7%増の12.52億円となった。「イベント(転職博・就職博など)」に関しては、リアルイベントで直接面談したいというニーズの拡大が続いている。インターンシップ、オープン・カンパニー広報イベントであるキャリアデザインフォーラムを4月に東京・大阪の大規模会場で開催するなど、会場の見直しや複数日程開催の回を増やす等の対応により順調に販売ブース数が伸長している。その結果、イベントの売上高は同24.0%増の22.25億円となった。

2024年10月期通期については、売上高が前期比18.4%増の104.00億円、営業利益が同6.0%増の24.50億円、経常利益が同9.2%増の28.00億円、当期純利益が同8.6%増の19.04億円とする6月10日に上方修正した業績予想を据え置いている。

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