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豪ドル週間見通し:底堅い展開か、8月雇用統計に注目

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■弱含み、日銀追加利上げ観測で円買い優勢

今週の豪ドル・円は弱含み。米国の8月雇用統計は特に悪化せず、米国経済のソフトランディング期待は残されていることから、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが観測された。しかしながら、日本銀行中川審議委員が「先行きの見通しが実現していくとすれば、緩和度合いを調整する」と発言したことから、豪ドル売り・円買いが優勢となった。原油先物の下落も円買い材料になった。取引レンジ:93円59銭-95円71銭。

■底堅い展開か、8月雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)のインフレ上方リスクへの根強い警戒感から、8月雇用統計の発表が注目される。今回も労働市場の底堅さが示される場合は、豪ドル買いが強まる可能性がある。一方、日本銀行金融政策決定会合では金融政策の現状維持が見込まれるが、植田日銀総裁が利上げ継続方針を改めて強調した場合は円買い再燃も。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・19日:8月雇用統計(7月:失業率4.2%、雇用者数増減+5.82万人)

予想レンジ:93円00銭-96円00銭

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