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先物や為替市場の動向を睨みながらの押し目狙いのスタンス

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 18日の日本株市場は、買い先行で始まった後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、方向感の掴みづらい相場展開になりそうだ。17日の米国市場はNYダウが15ドル安、ナスダックは35ポイント高だった。8月の米小売売上高が予想に反して増加したことから、FOMCで0.50%と大幅な利下げを織り込んでいた動きがやや後退した。0.25%の利下げの可能性もあるとして、持ち高調整の売りが優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比400円高の36410円。円相場は1ドル142円10銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国では大幅な利下げを織り込んでいた動きがやや後退する格好となった。米長期金利は上昇し、足もとで1ドル=139円台に突入した円相場は1ドル142円台への円高が一服している。そのため、朝方はリバランスの動きは入りやすく、前日の下落に対する自律反発狙いの買いを誘う形になりそうだ。

 また、日経225先物はナイトセッションで36000円からの上昇となり、ボリンジャーバンドの-1σ上回って終えている。-1σの36200円辺りでの底堅さが意識されるようだと、売り方の買い戻しの動きが入りやすいだろう。FOMCの結果を前に積極的な売買は限られるものの、先物や為替市場の動向を睨みながらの押し目狙いのスタンスになりそうだ。また、米VIX指数は上昇したが、依然として20.00を下回っているため、売り仕掛け的な動きは限られよう。買い一巡後はこう着感が強まり、弱含む局面においては、その後の買い戻し狙いで対応したい。

 物色としては、円高一服から輸出関連への買い戻しが意識されるほか、FOMC通過後をにらんだ金融株などの押し目狙いのスタンス。また、ナスダックは上昇しているが、エヌビディアなど半導体株の一角は軟調な展開だったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株については、戻り売りに向かわせそうである。全体としてはこう着ながらも底堅さが意識されると考えられ、テーマ性のある中小型株などへは個人主体の資金が向かいやすいだろう。

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