日経平均は373円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場は主要指数が小動きで高安まちまちとなり、手掛かり材料となりにくい中、外為市場で1ドル=141円80銭台と、昨日15時頃と比べ1円20銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で安心感となった。また、日経平均が昨日までの続落で600円を超す下げとなったことから、押し目買いも入りやすかった。一方、日本時間明日未明にFOMCの結果発表とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見、20日には日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が控えており、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きがあった。また、中東のレバノンで多数の死傷者が出る爆発事件が発生。地政学リスクへの警戒感が高まるとの見方も投資家心理を委縮させたが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
いま読まれてます
記事提供:
元記事を読む