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NYの視点:米8月中古住宅販売冴えず、初めての購入者の割合は過去最低、利下げ前

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全米不動産業者協会(NAR)が発表した8月中古住宅販売件数は前月比―2.5%の386万戸と、予想390戸を下回り昨年10月来で最低となった。前年比では5.7%減。住宅ローン金利の高止まりや住宅価格の上昇が響いた。住宅市場で最も重要な項目となる初めての住宅購入者の割合は26%と過去最低に並んだ。一戸建ての売り上げも2.8%減。

在庫は8カ月連続で増加。供給は0.7%増の135万戸と2020年10月来で最高となった。ただ、依然パンデミック前の平均190万戸を下回る。価格は3.1%増の41.67万ドルだった。

NARのチーフエコノミストは8月も冴えない結果となったが、最近の住宅金利の低下や在庫の増加で、今後の販売改善が予想されると楽観的見解を示した。FRBの大幅利下げにより、住宅ローン金利がさらに低下し住宅販売の回復につながり、景気を支援していくと見る。

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