タクマ<6013>は18日、子会社のタクマエナジーが、西部ガスホールディングス<9536>の子会社の西部ガスと廃棄物発電施設で生み出された環境価値を示す「非FIT非化石証書」の販売に関する契約を締結したことを発表。
エネルギー供給構造高度化法(高度化法)では、年間の販売電力量が5億kWh以上である小売電気事業者に対し、非化石電源比率を2030年度に44%以上とする目標が定められている。非化石証書を購入することで実質的に非化石電源比率を向上させることができるため、目標達成に取り組む事業者からの非化石証書調達のニーズが高まっている。
タクマエナジーは、これまでも非化石証書を含む環境価値と電気をセットにした商品を提供し、脱炭素を推進する企業を支援してきたが、このほど、高度化法の対象事業者である西部ガスに向けて、非FIT非化石証書のみを切り離して販売する取り組みを開始。同社が納入してきた廃棄物発電プラントを活用することで、非化石証書を安定的に調達し、高度化法の目標達成を目指す事業者のニーズに応えていく。
タクマエナジーは今後、非FIT非化石証書を販売していくことで、発電所の価値向上など電力以外の価値創出に努め、脱炭素社会の実現に貢献していく。
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