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日経平均は558円高でスタート、川崎重やみずほなどが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;37,714.07;+558.74
TOPIX;2652.18;+35.31

[寄り付き概況]

 20日の日経平均は558.74円高の37,714.07円と3日続伸して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は522.09ドル高の42,025.19ドル、ナスダックは440.68ポイント高の18,013.98で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が4カ月ぶり低水準となり労働市場の減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。さらに、連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利下げが奏功し経済がそれほど落ち込まずソフトランディングにとどまるとの期待感も強まり、続伸した。ハイテクも強く相場を支援し、終盤にかけて上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅高となったことが東京市場の株価を支えた。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が2.51%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.27%上昇と、ダウ平均(1.26%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=142円80銭台と、円相場が落ち着いて推移していることも東京市場で安心感となった。一方、日経平均は昨日までの続伸で950円ほど上昇しており、3連休を前に目先的な利益確定売りが出やすかった。また、今日は日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が予定されており、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.8%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.8%上昇だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は9月8-14日に国内株を5週連続で売り越した。売越額は3兆58億円だった。

 セクター別では全業種が値上がり。輸送用機器、保険業、銀行業、ゴム製品、精密機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、川崎重<7012>、みずほ<8411>、アシックス<7936>、フジクラ<5803>、住友林<1911>、東エレク<8035>、IHI<7013>、アドバンテスト<6857>、三菱重<7011>、レーザーテック<6920>、デンソー<6902>、村田製<6981>、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>などが上昇。他方、西武HD<9024>、ニトリHD<9843>、メルカリ<4385>、サンリオ<8136>などが下落している。

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