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NY債券:米長期債相場は下落、9月雇用統計改善で大幅利下げ観測は後退

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4日の米国長期債相場は下落。米労働省がこの日発表した9月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+25.4万人で市場予想を大幅に上回ったことが国債利回りの上昇につながった。失業率は4.1%で8月の4.2%から低下した。9月雇用統計の改善を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が再度の大幅利下げには踏み切らず、11月と12月はそれぞれ0.25ptの利下げを行うとの見方が広がった。イールドカーブはフラットニング。

CMEのFedWatchツールによると、4日時点で11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.50-4.75%となる確率は93%程度。12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は70%程度。10年債利回りは3.844%近辺で取引を開始し、一時3.832%近辺まで低下したが、米雇用統計発表後に3.983%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて3.967%近辺で推移。

イールドカーブはフラットニング。2年-10年は4.70bp近辺、2-30年は33.00bp近辺で引けた。2年債利回りは3.92%(前日比:+22bp)、10年債利回りは3.97%(前日比+13bp)、30年債利回りは、4.25%(前日比:+7bp)で取引を終えた。

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