マクセル<6810>は29日、セラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」が、子会社のマクセルフロンティアが開発したインテリジェント画像認識ユニット「iXAM Vision Engine」(iXAM-VE120A-DIO)に搭載されたリアルタイムクロック(RTC)用バックアップ電池として採用されたことを発表した。
両社は以前より、全固体電池開発の協力体制があるが、「PSB401010H」のRTC用バックアップ電源への採用は初めてとなる。「iXAM Vision Engine」は、自動化された生産ラインや装置への組み込みに適したエッジAI対応インテリジェント画像認識ユニットである。「PSB401010H」は、高温状態が続く環境であっても使用でき、またリフローによる表面実装が可能なことから、高密度実装による省スペース化の実現や製造工程の削減にも貢献できる。全固体電池が持つ高耐熱の特長を活かすことで、ユーザーの利便性が向上した。
同社はこれからも、アナログコア技術を活用し、既存の電池では使用できなかった領域の用途にも使用できる、長寿命、高耐熱、高出力、大容量の4つの軸で、高性能で信頼性の高い全固体電池の開発を進めていく。
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