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NY債券:米長期債相場は下落、雇用統計悪化は一時期的な現象との見方

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1日の米国長期債相場は下落。米労働省がこの日発表した10月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+1.2万人にとどまったが、米航空機大手のストライキや大型ハリケーンによる被害が雇用統計に反映されたとの見方が強まり、長期債利回りは一時下落したが、まもなく反転し、取引終了時点にかけて上昇した。市場では年内2回の追加利下げ(合計0.5ポイント)が引き続き想定されているが、米大統領選でトランプ氏の勝利を想定している投資家が増えており、インフレ持続が警戒されていることが米国債利回りの上昇につながっている。イールドカーブはスティープニング。

CMEのFedWatchツールによると、1日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は82%程度。2025年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%以上となる確率は56%程度。10年債利回りは4.384%近辺で取引を開始し、米国市場の前半にかけて4.221%近辺まで低下したがまもなく反転し、米国市場の取引終了時点にかけて4.382%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング。2年-10年は17.60bp近辺、2-30年は37.10bp近辺で引けた。2年債利回りは4.21%(前日比:+4bp)、10年債利回りは4.38%(前日比+10bp)、30年債利回りは、4.58%(前日比:+10bp)で取引を終えた。

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