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米国株見通し:伸び悩みか、今週のインフレ指標に思惑

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(14時30分現在)

S&P500先物      6,036.75(+11.50)
ナスダック100先物  21,290.00(+58.75)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は32ドル安。米金利は伸び悩み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

8日の主要3指数は堅調。終盤の失速もナスダックとS&Pは4日続伸、ダウは259ドル高の43988ドルと反発し、それぞれ過去最高値を更新した。大統領選の通過で政治情勢の不透明感は払拭され、トランプ次期政権の発足に向け減税や規制緩和の恩恵を受ける企業が引き続き注目された。また、この日発表されたミシガン大学消費者信頼感指数は予想外に強く、良好な景況感を背景に景気敏感や消費が選好され指数に寄与した。

本日は伸び悩みか。NY市場の一部休場で薄商いが予想されるものの、政策期待の買いが入りやすい地合いに変わりはないだろう。連邦準備制度理事会(FRB)当局者はハト派スタンスを維持しており、買いを後押し。ただ、今週は消費者物価指数(CPI)と小売売上高が注目材料に。特にCPIは前回から加速が見込まれており、現行の緩和的な金融政策への影響が生じる可能性がある。そうした思惑から、積極的な買いは入りづらいとみる。

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