ベイシス<4068>は11日、東京大学発のAIベンチャーであるAirionとAI開発を委託する契約を締結し、自社開発のクラウド型施工管理システムBLASと連携して、ガスメーターに取り付けるNCUの設置精度確認業務をAIで自動化するための実証実験を開始したと発表した。
今回のAirionとの連携により新たに開発するAIは、物理的な設置状況を確認することが可能となる点が特徴である。例えば、ガスメーターのタイプを識別し、ケーブル接続箇所がネジ式か差し込み式かを判定すること、ケーブルがどの貫通口を通っているかを検出すること、さらにケーブルが正しく配線されているかを判定することなどの設置状況に関する確認が可能になる。これらの確認は、これまで膨大な数量にも関わらず目視で行う必要があったが、今回、この業務をAIで自動化する。これにより、確認業務における工数を削減するとともに設置精度の向上を達成することが可能となる。
実証実験の完了後、開発したAIとBLASの連携を行い、順次現場での活用を開始する。また、Airionとの協力を強化し、他分野や他システムへの応用も視野に入れている。これにより、業界全体での技術革新を推進し、高品質かつ持続可能な社会の実現に貢献することを目指していく。
いま読まれてます
記事提供:
元記事を読む