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今日の為替市場ポイント:世界経済の先行き不透明感でリスク選好的な円売り拡大の可能性低い

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18日のドル・円は、東京市場では142円52銭から142円22銭まで下落。欧米市場では142円40銭から142円12銭まで下落し、142円19銭で取引終了。本日21日のドル・円は主に142円台で推移か。世界経済の見通しは不透明であるため、リスク選好的な円売りがただちに増える可能性は低いと予想される。

石破首相は4月20日のNHKの日曜討論に出演し、「米国との関税交渉について、日本が世界のモデルになることを目指す」と説明した。石破首相は、関税交渉における米国側の優先順位は貿易赤字と明言。日本に限らず世界各国との貿易赤字に米国は強い問題意識があると述べた。日米交渉では自動車の非関税障壁や農産物、為替、液化天然ガスなど様々な分野に関心が集まっている。自動車の交渉について、「日本で米国車が売れていない理由について互いに認識を共有することが大事」と述べた。統計によると、2024年の日本の対米貿易黒字額は約8.6兆円。関税率引き上げなどによって日本の対米貿易黒字の解消を目指す場合、日本経済に極めて重大な影響を与えることになるため、米国からのエネルギー資源や工業製品などの輸入を大幅に増加するなどの対策を検討する必要がありそうだ。

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