[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;64625.26;+600.66
TOPIX;3887.87;+35.49
[寄り付き概況]
9日の日経平均は600.66円高の64625.26円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日8日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は80.77ドル安の50786.01ドル、ナスダックは220.23ポイント高の25929.66で取引を終了した。トランプ大統領がイスラエルとイラン両国に対し攻撃を停止するよう要請したため、和平合意期待に寄り付き後、上昇。しかし、中東を巡る懸念は完全に払しょくせず、原油価格が下げ止まると相場は失速。年内の利上げ観測を警戒し、ダウは下落に転じた。ナスダックは半導体インテルなどがけん引し、終日堅調に推移した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場は高安まちまちだったが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5.61%上昇と大幅高となったことが、東京市場で半導体関連株などの株価支援要因となった。また、昨日の海外市場で原油先物価格が落ち着いた動きだったことが安心感となった。さらに、日経平均が昨日までの3日続落で4300円下落したことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。加えて、日経平均は昨日段階で63500円台に位置する25日線が下値支持線として意識され、ここからの下値余地は大きくないとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が続落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、米市場で主要指数が朝高の後に売りに押される展開だったことも投資家心理を慎重にさせた。さらに今週は、米国で明日10日に5月の米消費者物価指数(CPI)、11日に5月の米卸売物価指数(PPI)が発表され、週末12日には米スペースXのナスダック上場とイベントが相次ぐことから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、銀行業、不動産業、その他金融業、輸送用機器、海運業などが値上がり率上位、鉱業、食料品、医薬品、小売業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、太陽誘電、東エレク、パナHD、ローム、ルネサス、村田製、武蔵精密、イビデン、レーザーテック、キオクシアHD、Fスターズ、JX金属、三菱電、MS&ADなどが上昇。他方、三井金属、三菱重、ソフトバンクG、ファーストリテ、IHI、フジクラ、ファナック、キーエンス、住友電工、SUMCO、TDK、富士通、ソニーGなどが下落している。