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JA全農が中国でコメ小売り参入、専門家「販売拡大は難しい」

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日本の全国農業協同組合連合会(JA全農)が中国でコメの小売りに参入するとの日本での報道を受け、中国メディアの毎日経済新聞は23日、「日本のコメは現状で輸入量が少なく、高級路線のため、直営店を設けても販売拡大は難しい」とする国内専門家の見方を紹介した。

報道によると、JA全農は2017年度中に中国の都市部で精米やおにぎりを販売する直営店を開業し、店舗を増やしていく計画だ。中国では現在でも日本産のコメが売られているが、現地の流通業者が何重にも手数料を上乗せしているため、小売価格は高い。JA全農は直営店を設けることで流通コストを抑え、中国で日本米の販売拡大を促したい考えとされる。

中国では、日本のほかにもタイやベトナム、インドなどから輸入されたコメが売られている。15年にタイとベトナムからの輸入量が300万トンを超えたのに対して、日本からの輸入量はわずか600トン前後。小売価格はタイやベトナムなどからの輸入米が1キログラム当たり10~15人民元(約162~242円)で国産米と大差がないのに比べて、日本米は同70人民元以上と高価だ。

中国貿易会研究院・国際貿易研究部の趙萍主任は、「現在、中国でコメの小売りを行うには年間の売上高が1億人民元を超える必要がある。このハードルが高いため、JA全農が直営店を設けるのは難しいだろう」と指摘。直営店を設けたとしても日本のコメは高級路線で需要が少なく、価格が高くなるため、「販売の拡大は難しいだろう」と分析している。

【亜州IR】

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