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クリエートメディック、1Qは経常利益64.5%増 中国・欧州を中心に好調に推移

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2017年8月4日に日本証券アナリスト協会で開催された、クリエートメディック株式会社2017年度12月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

  • 業界環境
  • 営業成績
  • 売上高
  • 売上高(販売携帯別・製品系統別)
  • 販売費・一般管理費
  • 営業利益
  • 経常利益・純利益
  • 設備投資・研究開発費
  • 通期業績予想
  • 海外拠点の活動[中国]
  • 海外拠点の活動[ベトナム]
  • 配当政策

業界環境

佐藤正浩氏:本日はお忙しい中、ご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。

それでは2017年度弊社第2四半期の決算概要および通期の見通し、ならびに現在の事業の状況につきまして、本日はご説明を申し上げたいと思います。

はじめに、業界環境につきまして、ご説明をさせていただきます。医療機器における国内のカテーテル市場は、高齢化社会の進展を背景にいたしまして、今後も患者数増加を見込んでおります。

一方、国の医療費抑制策といたしまして、2年に一度行われております公定価格の改定により、償還価格の改正が継続して行われております。

また、医療機関における共同購入の増加ですとか、国内外メーカーの企業間競争によりまして、販売価格の引き下げ傾向は、今後も続くものと考えております。

次に、海外につきましては、先進国はゆるやかな増加基調で推移をいたしておりますが、一方、新興国では人口の増加。

経済発展にともないまして、低侵襲治療に対するニーズは確実に高まっており、今後も医療機器の需要は大きく拡大していくものと、このように予想をしております。

営業成績

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こうしました経営環境のもと、第2四半期の業績につきましては、売上高が50億1.300万円。前年同期比で6.4パーセント増。営業利益3億9,400万円。同じく18.1パーセント増。

経常利益3億9,000万円。同じく64.5パーセント増。四半期純利益は2億5,700万円で、前年同期比は36.5パーセント増となりました。

売上高につきましては、国内OEM販売と、中国や欧州を中心とした海外販売が好調に推移いたしましたことによりまして、前年を上回る結果となりました。

また、利益につきましても、販売価格の下落や、前期に比べ、為替水準が円安で推移をしたものの、外注施策による円貨低減、ならびに販売好調にともなう生産拠点の操業度、向上などによりまして、営業利益、経常利益、四半期純利益とも前年同期比で増益となりました。

また、今年2月に開示をいたしました業績予想に対しましても、売上高、営業利益、経常利益および四半期純利益ともに上回る結果となりました。

連結の関係会社につきましては、大連クリエート、クリエート国際貿易(大連)、九州クリエート、ベトナムクリエート、ベトナムクリエート国際貿易の合計5社でございます。

売上高

クリエートメディック、1Qは経常利益64.5%増 中国・欧州を中心に好調に推移

それでは第2四半期の決算概要につきまして、ご説明をさせていただきます。

まず、売上高を自社販売、OEM販売、海外販売の形態別にご説明を申し上げます。

まず自社販売は、販売価格の下落を販売数量の増加で補いまして、29億7,000万円。0.2パーセントの微増となりました。

次にOME販売は、血管系製品における前倒しの受注があったことなどによりまして、9億400万円。3.1パーセントの増加となりました。

また海外販売では、中国を中心としたアジアおよび欧州向けの販売が好調に推移をいたしまして、11億3,800万円。31.2パーセントの大幅な増加となりました。

これにより、売上高は全体で50億1,300万円。前年同期比3億300万増。6.4パーセントの増加となりました。

売上高(販売携帯別・製品系統別)

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次に、販売形態ごとの売上高を製品系統別に分類してご説明を申し上げます。

まず自社販売でありますが、泌尿器系では、引き続き消毒液付きの導尿用フォーリートレイキットや、採尿バッグが好調を維持いたしまして、販売数量は増加したことから、11億2.600万円。10.2パーセントの増加となりました。

消化器系では医療関連製品の症例数の減少と他社との競合による単価下落の影響もございまして、12億4,300万円。6.5パーセントの減少という結果になりました。

また外科系では、新製品の監視関連製品の発売などによりまして、4億1,600万円。2パーセントの増加となりました。看護検査系他は1億8,300万円。10.4パーセントの減少でございます。

以上によりまして、自社販売の全体では29億7,000万円。前年同期比で0.2パーセントの微増という結果でございます。

次に、OEM販売につきましては、血管系の血管造影関連製品が販売数量を伸ばしまして、全体では9億400万円。前年同期比で3.1パーセントの増加となりました。

最後に海外販売でございますが、まず中国販売につきましては、泌尿器系のフォーリーカテーテルや、消化器系のイレウスチューブ。

看護検査系の生検針が前期に引き続き、堅調に推移をいたしまして、全体では7億8,300万円。前年同期比36.3パーセントと大幅に増加をいたしました。

なお、中国販売におきましては、為替差益が4,900万円発生しております。

次に、欧州を中心といたします輸出販売につきましては、泌尿器系並びに血管系製品、看護検査系の商品が順調に売上を伸ばしたことから、全体で3億5,400万円、前年同期比で21パーセントの増加となっております。

以上によりまして、海外販売の合計は11億3,800万円、前年同期比で31.2パーセントの大幅な増加となりました。

販売費・一般管理費

クリエートメディック、1Qは経常利益64.5%増 中国・欧州を中心に好調に推移

続きまして、販売費・一般管理費でございます。

まず、人件費につきましては、研究開発強化のため、前期に引き続きまして国内の製造部門から研究開発部門への人員のシフトを行ったことや、海外事業の業容拡大に伴い、人員を増強したことなどによりまして、全体で12億4,300万円、前年同期比1億900万円の増加となりました。

また、経費につきましては、効率的な使用に努めたものの、研究開発センターの関連費用の増加発生や、円安に伴います為替の影響などを受けまして、全体では7億2,400万円、前年同期比で4,300万円の増加となっております。

以上によりまして、販売費・一般管理費は合計で19億6,800万円、前年同期比1億5,200万円の増加となりました。

営業利益

クリエートメディック、1Qは経常利益64.5%増 中国・欧州を中心に好調に推移

次に、当期における営業利益の変動要因につきまして、ご説明を申し上げます。

まず、営業利益の増加要因でございますが、売上高の増減に伴う変動といたしましては、自社販売は微増にとどまりましたものの、OEM販売、海外販売の増加によりまして、1億2,800万円が増加。

また、外注先の見直しやマネジメントの強化、国内工場の統合による固定費削減などの原価低減によりまして、1億3,300万円が増加。

一方、減少要因でございますが、売価下落の影響を受けました分が5,000万円、これが減少いたしました。また、販売費・一般管理費の増加によりまして、1億5,200万円が減少いたしました。

以上により、営業利益は3億9,400万円、前年同期比で6,000万円の増加という結果になりました。

続きまして、営業運営収支でございますが、営業外収益につきましては受取利息や受取配当金の1,300万円などにより、合計で2,800万円、前年同期比1,000万円の増加となりました。

営業外費用につきましては、支払利息の400万円や為替差損の2,200万円などによりまして、合計で3,200万円となり、前期の為替差損が1億円強ございましたことから、前年同期比では8,200万円の減少となりました。

経常利益・純利益

クリエートメディック、1Qは経常利益64.5%増 中国・欧州を中心に好調に推移

以上によりまして、経常利益でございますが、3億9,000万円、前年同期比で1億5,300万円の増加となりました。

また、特別利益・特別損失は、当四半期は発生がございません。

以上の税金等調整前四半期純利益をもとにいたしまして、法人税等調整額の差引1億3,200万円を考慮いたしまして、四半期純利益は2億5,700万円、前年同期比で6,800万円の増加となっております。

設備投資・研究開発費

クリエートメディック、1Qは経常利益64.5%増 中国・欧州を中心に好調に推移

なお、設備投資・研究開発費でございますが、設備投資につきましては、主な内容といたしまして、国内外の工場における金型や治工具、自動化などの生産関連投資に4,900万円、情報システム関連の投資に4,700万円となり、総額は1億1,200万円となりました。

なお、下期の主な設備投資の予定といたしましては、水戸事業所の改修7,200万円と、大連クリエイトの工場改修7,000万円を予定しております。

また、研究開発費につきましては、自社販売製品の開発費用に加えまして、前期に引き続き、製造部門の人員を研究開発部門にシフトいたしましたこと、また、研究開発センターの稼働に伴う償却費や税負担などによりまして、全体で2億5,000万円、前年同期比で9,500万円の増加となっております。

通期業績予想

クリエートメディック、1Qは経常利益64.5%増 中国・欧州を中心に好調に推移

次に、通期の業績予想につきまして、ご説明をさせていただきます。

先ほど申し上げました通り、第2四半期は堅調な業績となりまして、売上高・営業利益・経常利益及び四半期純利益ともに当初公表した予想値を上回る結果となりました。

通期につきましては、売上高は第2四半期に引き続き、海外販売は中国・欧州を中心に好調を維持するとともに、増加をする予想をいたしております。

また、自社販売も泌尿器系製品の拡販によりまして、堅調な推移を見込んでおります。

一方、上期は前倒しの受注獲得により、前年同期比で増収となりましたOEM販売でございますが、血管造影関連製品の一部が販売契約終了となることによりまして、通期では減収を見込んでおります。

しかしながら、全体の売上高といたしましては、当初の計画を上回るものと予想をいたしております。

また、利益につきましても、引き続き下期も原価低減施策の効果が続くとともに、増収にともなう操業度の向上につきまして、営業利益、経常利益、当期純利益は当初計画を上回るものと予想をいたしております。

これらによりまして、通期の業績につきましては、売上高101億5,000万円、前期比1.5パーセント増。営業利益は8億4,000万円、同じく11.4パーセント増。

経常利益8億5,000万円、同じく3.5パーセント増。当期純利益は5億5,000万円、同期比6.4パーセント増と、予想値を変更させていただくことにいたしました。

海外拠点の活動[中国]

クリエートメディック、1Qは経常利益64.5%増 中国・欧州を中心に好調に推移

次に、計画上方修正の要因となりました、海外事業につきまして、海外各拠点の足元の活動展開を中国とベトナムにわけてご説明を申し上げます。

まず、中国の販売実績でございますが、第2四半期の売上高は現地の通貨ベースで、4,800万元(人民元)。前年同期比27.7パーセントの伸びとなりました。中国の医療機器市場の成長率は、年平均15パーセントと先進国のそれに比べ、高い伸びとなっております。

そうした環境のもと、当社ではさらなる販売拡大を目指しまして、学会への積極的な展示や、泌尿器系を中心とした勉強会を開催いたしました。

また、販売体制強化といたしまして、営業員の積極的な採用を行うとともに、新規取引ディーラーの開拓も進めまして、上期で11社新規開拓を行い、現在取引ディーラー数は217社となりました。

営業体制といたしましては、従来、各省に1名程度の配置と、このようにいたしておりましたが、今回の増員によりましてニーズの高い省に、複数名の営業員を配置してまいります。また、今後は営業効率向上のための情報関連投資も、行ってまいる予定でございます。

一方、製品開発にあたりましては、現地ニーズの収集を行うマーケティング要員を増やすとともに、大連クリエートの開発部門と、緊密な連携をはかりまして、製品の開発及び改良を行っております。

中国における製品開発は、中国国内で完結させる仕組みにいたしましたことで、従来に比べ開発スピードが飛躍的に早くなりました。

次に、生産面では、前期から取り組んでまいりました新たな外注先や、原材料の現地調達化、工程の自動化推進などの原価低減施策によりまして、第2四半期地点で約6,000万円の効果が表れてきております。これらは引き続き、下期においても業績に貢献してくる投資をもっております。

海外拠点の活動[ベトナム]

クリエートメディック、1Qは経常利益64.5%増 中国・欧州を中心に好調に推移

次に、ベトナムの事業展開でございますが、販売面では引き続き勉強会等による、低侵襲治療の啓蒙活動や、新規取引ディーラーの開拓に注力をいたしております。

スライドの写真は、当社のPEG製品、胃瘻製品です。これを用いた手術の様子につきまして、ベトナム国内でテレビの取材を受けたときのものでございます。

こうした活動によりまして、当社製品の認知度の高まることが、ひいてはベトナム国内で保険点数がつくことにもつながってまいり、よりいっそう普及につながるものと考えているところでございます。

まだ、販売の実績としては小さい数値ではございますが、着実に拡大をいたしており、今後の東南アジア販売に向けました足がかりとしていきたいと、考えております。

生産面では、ベトナムクリエートでは操業度の向上を目指しておりまして、統合した国内生産拠点からの生産移管も含め、現状は計画どおり進んでいます。引き続き、操業度の向上をはかり、原価低減に取組んでいく考えでございます。

また、今期よりベトナムにも開発部門を設置いたしまして、今後中国同様に現地ニーズにあった製品開発が迅速に行える体制をつくってまいります。

配当政策

クリエートメディック、1Qは経常利益64.5%増 中国・欧州を中心に好調に推移

さいごに、株主還元策につきましてご説明をさせていただきます。

当社は、利益還元を経営の重要施策と位置付けておりまして、今後の収益力向上のために内部留保による、経営基盤の強化をはかりつつ、継続的かつ安定的に利益配分を行うことを基本方針といたしております。

このような基本方針に則りまして、中間配当につきましては、1株あたり16円とすることを昨日の取締役会で決議をいたしました。

また、期末配当は19円といたしまして、年間配当1株あたり35円とさせていただく予定といたしております。

それでは以上で、2017年度第2四半期の決算説明とさせていただきます。みなさまにおかれましては、ご清聴いただきまして誠にありがとうございました。

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