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【展望】AIは米国SQ週を狙っている。日経平均も大荒れの覚悟を=証券市場新聞

この暴落の根底にはAI取引の進化があるのではないか。最近の大幅下落は必ずSQ週に起きており、米国市場は今週末にSQを迎える。上下に振れやすい状況だろう。(『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』)

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AIはSQ週を狙っている

「米国金利上昇懸念ショック」「仮想通貨下落ショック」「AI取引の反乱ショック」などなどこの暴落に対し材料は満載だが、これだけ下がっても主たる悪材料はわからず、歴史的な下落に対してもまだ下落相場の「命名」はされてない。

過去、大幅下落した際には「上海ショック」や「リーマン・ショック」などとすぐに命名されたのに、今回は未だない。

個人的には「AI取引の進化」が根底にはあるのではないかと思う。最近の大幅下落は必ずSQ週に起こっている

昨年11月9日のSQ前日に前場約400円高から後場に約500円安になるという異常な相場となった。SQに合わせてポジションを作っていた投資家が慌てて反対売買なりヘッジを掛けたため相場は大波乱となった。

この時「AI」は「SQ週は動きやすい」と学習したのだろう。それに加えて今回は裁定買い残も警戒水準まで達してて解消売りが出やすい状態であった。「AI」にして見れば「動かしやすい時に動かす」やり方で仕掛けてきたようである。

「AI」がSQ週は簡単に動かせると学習したため、今後もSQ週は同じことが頻繁に起こると思っていたほうがいいだろう。

今週も上下に大きく動く週

今週は米国市場で週末にSQを迎える。1,000ドル強の下落を1週間に2度も起こしているだけに、今週もSQに絡めた売買が活発になり上下に振れやすい状況であろう。

しかし、日経平均で見れば2万4,129円の高値から直近の安値2万1,078円まで、約3,050円(12.7%)下落した。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

週足で16年11月の1万7,000円台から始まる上昇相場の下値トレンドラインは、2万1,000円前後に位置する。また、200日移動平均線も2万1,000円処であり、強い抵抗ラインとして機能しそうである。

上値抵抗ラインは5日移動平均線(2万1,800円処)、下落過程において5日移動平均線まで上昇させておいて後場から急落といったパターンが多く、まずは引け値で同線を上回るか見極めたい。

「突っ込み買いの吹き値売り」の短期売買でのぞみたい。

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※太字はMONEY VOICE編集部による

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