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後場に注目すべき3つのポイント~金融セクターが下支えも、けん引役にはなれず

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23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は続落、金融セクターが下支えも、けん引役にはなれず
・ドル・円はもみあい、利益確定売りも
・値下がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はソフトバンクG<9984>


■日経平均は続落、金融セクターが下支えも、けん引役にはなれず

日経平均は続落。76.34円安の22085.90円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えた。先週末のアップルの下落を背景とした米ハイテク株の軟調な値動きによる影響が波及しており、日経平均は小幅に下落して始まった。その後為替市場での円安や米長期金利の上昇を手掛かりとした金融セクターの堅調地合いを受けて一時プラスに転じる場面もみられた。しかし、国内政治リスクへの警戒のほか、本格化する決算発表を見極めたいとする模様眺めムードもあってか、上値追いは慎重となっている。

セクターでは精密機器、水産農林、食料品、パルプ紙、鉱業、倉庫運輸、陸運がさえない。半面、米長期金利の上昇を手掛かりに保険が上昇率トップ。海運、銀行、鉄鋼、証券、卸売が上位に位置している。東証1部の騰落銘柄は、若干値下がり数が上回っているが、値上がり数、値下がり数はほぼ拮抗。指数インパクトの大きいところでは、テルモ<4543>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>が重石。

日経平均は一時プラスに転じる場面もみられたが、75日線に上値を抑えられている。一方で、下値は5日線が支持線として意識されており、両線に挟まれた狭いレンジ取引が続いている。指数インパクトの大きい値がさ株が上値の重石となっており、断続的なインデックス買いが入らないと、切り返すのは厳しそうである。半面、保険や銀行など金融セクターが米長期金利の上昇を手掛かりに物色されている。ただ、相対的な出遅れによるところもあり、積極的に追随する動きも限られそうである。そのため、金融セクターを相場のけん引役として期待するのは厳しいだろう。

また、今週だけでも500社近い企業の決算が予定されている。米国では主要なハイテク企業の決算が控えている。米ハイテク株は足元で上値の重石となっており、これが想定内とはいえ、アク抜けを意識した見直し買いに向かわせるほど需給状況は良好ではないとみられる。決算シーズン特有の個別対応での日替わり物色となろう。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円はもみあい、利益確定売りも

23日午前の東京市場で、ドル・円はもみあい。107円後半に上昇したことで、利益確定売りに押される展開となった。

ドル・円は、北朝鮮の核実験中止や20カ国財務相・中銀総裁会議の通過などで、リスク回避的な円買いが後退し、ドルは108円台を目指す値動きとなった。ただ、日経平均株価の弱含みで円売りは後退し、ドルの上値の重さが目立った。

ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移し、目先の日本株安継続を警戒したドル売り・円買いに振れやすい。米株式先物はプラス圏推移で今晩の米株高を見込んだドル買いも入りやすいが、108円付近の売りでドルは午後も上値が重そうだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円66銭から107円89銭、ユーロ・円は132円26銭から132円46銭、ユーロ・ドルは1.2268ドルから1.2288ドルで推移した。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・クロスキャット<2307>、パルマ<3461>の2銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はソフトバンクG<9984>


■経済指標・要人発言

・菅官房長官
「北朝鮮の核実験中止の発表は一歩前進。前向きな動き」

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
特になし

<海外>
・16:30 独・4月製造業PMI速報値(予想:57.5、3月:58.2)
・16:30 独・4月サービス業PMI速報値(予想:53.9、3月:53.9)
・16:30 独・4月総合PMI速報値(予想:54.7、3月:55.1)



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