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日経平均は大幅反落、決算発表前に9月安値割り込む

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 日経平均は大幅反落。494.77円安の22120.05円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えている。

 22日の米株式市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が4日ぶりに反発する一方、NYダウは反落して126ドル安となった。引き続きサウジアラビア情勢への警戒感やイタリアの財政不安などが相場の重しとなったほか、主要企業の決算を見極めたいとの思惑もあり、NYダウは朝高後に失速した。日経平均は前日、日中安値から高値まで400円ほど上昇したこともあり、本日は米株安を受けた売り優勢で210円安からスタートした。寄り付き後も下げ幅を広げる展開となり、前場中ごろを過ぎると中国・上海総合指数の反落を受けて一段安となった。東証1部銘柄の約93%が下落する全面安の展開だった。

 個別では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ソニー<6758>、武田薬<4502>、東エレク<8035>など売買代金上位は全般軟調。ファーストリテ<9983>はプラスに転じる場面もあったが、前引けでは小安い。コマツ<6301>やユニファミマ<8028>は4%超安と下げが目立った。また、今期の利益予想を下方修正したLIXILG<5938>が東証1部下落率トップとなり、決算発表の日立化成<4217>も急落した。一方、売買代金上位ではトヨタ自<7203>が逆行高。一部証券会社のレーティング引き上げが観測されている。資本提携や自社株買い実施を発表したアイモバイル<6535>なども買われた。また、決算が好感されたLIFULL<2120>が急伸し、東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、全33業種がマイナスとなり、金属製品、建設業、ガラス・土石製品、海運業、鉱業などが下落率上位だった。

 米株安の流れを引き継いで軟調スタートとなった日経平均は、上海総合指数の反落をきっかけに下げが加速し、9月安値22172.90円(取引時間中)を下回って前場の取引を終えた。これまで9月安値に迫る場面では個人投資家による日経レバETF<1570>の買いが膨らんでいたが、この水準を割り込んだことで見切り売りが出やすいだろう。また、外部環境の不透明感に加え、本日は注目される日本電産<6594>の決算発表が控えているとあって、積極的な押し目買いは手掛けにくい。後場に入れば日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が支えとなるが、薄商いのなか先物主導で大きく振らされる展開にも警戒しておく必要があるだろう。

 ただ、総じて低い株価位置で決算発表を迎えることになった。中国経済の減速懸念や通商問題の影響等で業種や企業ごとに決算内容は強弱分かれそうだが、良好な内容なら素直に評価されやすい面もあるだろう。ここからは業績動向を受けた個別物色中心の相場展開を想定し、準備しておきたい。
(小林大純)

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