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日経平均は3日ぶり反落、値がさ株の買い戻し一巡も全般に売りづらさ

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 日経平均は3日ぶり反落。52.49円安の22165.41円(出来高概算5億1000万株)で前場の取引を終えている。

 連休明けとなった22日の米株式市場でNYダウは48ドル安と反落。今週は多くの主要企業が決算発表を予定しており、直近の株高を受けた利益確定の売りが優勢となった。ずさんな生産体制が報じられたボーイング株の下落もNYダウを下押しした。一方で原油高を受けてエクソンモービルなどの石油株が買われたほか、ハイテク比率の高いナスダック総合指数は続伸。本日の東京市場でもやや買いが先行し、日経平均は23円高からスタートした。しかし朝方マイナスに転じると、22119.94円(97.96円安)まで下落する場面があった。ゴールデンウィークの大型連休を前に、これまで強い値動きを見せてきたファーストリテ<9983>や安川電<6506>などに利益確定の売りが広がった。

 個別では、前述のファーストリテや売買代金トップの任天堂<7974>が3%安。日経平均の値下がり寄与上位には、ファーストリテのほか安川電、ファナック<6954>が顔を出した。売買代金上位では楽天<4755>も下げが目立つ。昭電工<4004>、東海カーボ<5301>などの黒鉛電極関連株は米グラフテック・インターナショナル株の急落を受けて大きく売られた。また、第1四半期が営業減益となったコクヨ<7984>が東証1部下落率トップだった。一方、かんぽ生命保険<7181>は9日ぶりに反発し、3%超高で前場を折り返した。本日は株式売出しの受渡日となる。原油高を受けてJXTG<5020>などが買われ、国際帝石<1605>や石油資源<1662>の上げが目立った。また、業績上方修正を発表したCEHD<4320>が東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、その他製品、ガラス・土石製品、ゴム製品などが下落率上位。反面、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業などが上昇率上位だった。

 本日は連休前受け渡しの最終売買日となるが、前日に続き直近値上がりしていた銘柄の利益確定売りと、売り込まれていた銘柄の買い戻しが中心の相場展開となっている。ただ、前日は日経平均の下支えとなった小売株の買い戻しに勢いはなく、逆にファーストリテなど日経平均への影響が大きい値がさ株の軟調ぶりが目立つ。注目されるファーストリテの信用売り残はなお低水準とは言えないが、直近のピークから減っており、買い戻しに伴う一段高への期待が後退しつつあるとみられる。

 一方で米中の経済指標改善による株高期待も根強く、全般に大きく売り込まれる流れとはなっていない。今週から日本でも主要企業の決算発表が本格化するが、ここまで発表された米企業決算がおおむね堅調であることも売り込みづらさにつながっているだろう。後場の日経平均はマイナス圏でのもみ合いが続きそうだ。なお、本日は日本電産<6594>やオービック<4684>、小糸製<7276>、シマノ<7309>などが決算発表を予定している。
(小林大純)

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