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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、29日の米中首脳会談控え調整の売りも

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28日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想したい。前日発表された米国の国内総生産(GDP)は高成長を維持し、ドルは売りづらい見通し。ただ、29日に行われる米中首脳会談を控え、週末のポジション調整による売りがドル・円の戻りを抑制しそうだ。

前日の取引では、29日の米中首脳会談を前に両国は貿易戦争の暫定的停戦合意に達したと香港紙が報じ、いっせいにリスクオンの展開となった。その後、中国政府は報道を確認していないと表明したほか、「ファーウェイを含む中国企業に対する関税中止を米国に要求する」(商務省)との見解が示された。一方、米国のクドロー国家経済会議委員長はテレビのインタビューで、知的財産権保護などの構造改革を中国に求めるとの考えを述べ、通商協議の合意に対する楽観ムードは後退した。本日のアジア市場では期末や月末のフローがみられるなか、やや円買いに振れやすい展開となった。

この後の海外市場でも、明日の米中首脳会談の行方を見極めようと様子見ムードが広がりやすい。一方、前日発表された米国の1-3月期GDP確定値は改定値から変わらずの前期比年率+3.1%。個人消費や設備投資など内訳は強弱まちまちだが、主要国のなかでは高成長を示している。それを受け、連邦準備制度理事会(FRB)による来月の予防的な利下げを織り込むには不十分との見方から、ドル売りは進めづらい見通し。ただし、週明け7月1日は6月調査日銀短観や中国6月財新製造業PMIなど注目の経済指標が予定されており、ドル・円はポジション調整の売りで戻りが緩慢になりそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・1-3月期GDP改定値(前年比予想:+1.8%、速報値:+1.8%)
・17:30 英・1-3月期経常収支(予想:-320億ポンド、10-12月期:-237億ポンド)
・18:00 ユーロ圏・6月消費者物価指数速報値(前年比予想:+1.2%、5月:+1.2%)
・21:00 南ア・5月貿易収支(予想:+7億ランド、4月:-34億ランド)
・21:30 米・5月個人所得(前月比予想:+0.3%、4月:+0.5%)
・21:30 米・5月個人消費支出(前月比予想:+0.5%、4月:+0.3%)
・21:30 米・5月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.5%、4月:+1.6%)
・21:30 カナダ・4月GDP(前月比予想:+0.2%、3月:+0.5%)
・22:45 米・6月シカゴ購買部協会景気指数(予想:53.5、5月:54.2)
・23:00 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:97.9、速報値:97.9)
・04:20 デーリー米サンフランシスコ連銀総裁講演



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