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欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米国の対イラン制裁の懸念で円買いも

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8日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想する。前週末に発表された堅調な米雇用統計を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げ観測を背景としたドル売りは後退。ただ、米国のイランに対する制裁が懸念され、地政学リスクが意識されよう。

5日発表の米6月雇用統計は、失業率が3.7%と依然として低水準ながら予想の3.6%からやや悪化したほか、平均時給は前年比+3.1%と予想の+3.2%を下回った。半面、非農業部門雇用者数は前月比+22.4万人と市場コンセンサスの+16.0万人を上回る内容に。5月分は+7.2万人に下方修正されたものの、6月の大幅増を受けFRBが今月30-31日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測は弱まった。ドルは米10年債利回りの大幅回復を手がかりに買い戻された。週明けのアジア市場はその流れを受けて、ドル・円は108円60銭台を付ける場面もあった。

ただ、この後の欧米市場でドル買いの継続は想定しにくい。10-11日に予定されるパウエルFRB議長の議会証言を見極めようと、積極的なドル買いは入りづらい見通し。米10年債利回りは失速している。さらに地政学リスクを意識した円買いも想定される。イランは7日、欧米各国との核合意に反しウラン濃縮度の上限を超えた水準に引き上げると発表。それに対し、トランプ大統領も「イランは気をつけた方がいい」などと発言している。トランプ政権は追加制裁の可能性を示しており、先のハメネイ師への制裁も含め両国の緊張激化が懸念されそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・04:00 米・5月消費者信用残高(予想:+170億ドル、4月:+174.97億ドル)



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