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Jオイル Research Memo(2):おいしさをデザインすることで高付加価値品を創出

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■会社概要

1. 会社概要
J-オイルミルズ<2613>は、ホーネンコーポレーション、味の素製油、吉原製油の3社が統合して設立された油脂メーカー大手である。油脂事業(油脂・ミール)を基盤に、マーガリンや粉末油脂といった油脂加工品事業、スターチやケミカルといった食品・ファイン事業などを展開している。味の素<2802>グループ企業の1社だが、3社がそれぞれに培ってきた長い歴史と様々な商品群に裏打ちされたノウハウ・技術は、大きな強みとなっている。現在、生産や物流、原料調達などの効率化を進める一方、強みの業務用を磨くとともに家庭用の展開も強化している。今後は「おいしさをデザインする」ことで、業務用、家庭用それぞれにおいて新たな高付加価値品を創出していく考えである。


統合後の効率化から現在は成長へと戦略シフト
2. 沿革
1922年に鈴木商店製油部をもとに豊年製油株式会社が設立される。1934年に個人商店を改組し株式会社吉原定次郎商店、1999年には味の素の横浜工場を中心に味の素製油株式会社が設立された。それぞれに発展した後、2002年にホーネンコーポレーションと味の素製油が経営統合して持株会社である株式会社豊年味の素製油が設立され、2003年には吉原製油が合流、社名を現在のものへと変更した。さらに2004年、ホーネンコーポレーション、味の素製油、吉原製油の3事業会社と日本大豆製油(株)が統合され、現在の形態へ移行した。その後、製油以外の事業において再編・統合を含む事業基盤を再構築、ブランドから原料調達、物流に至るまで様々なコスト削減にも取り組んだ。

1990年代から2000年代にかけて、経営統合や買収などにより小売や商社が大型化した時期であり、同業の日清オイリオグループ<2602>も、2002年に日清製油(株)、リノール油脂(株)、ニッコー製油(株)の3社統合により設立された。両社の経営統合により油脂メーカーも2強の時代となった。同社は統合後に成長戦略を強め、2007年にマーガリンなど製菓・製パン材料である加工油脂の強化を目的に豊年リーバ(株)を100%子会社化したほか、不二製油<2607>と業務提携を結んで業務用製品の生産や原料調達などを強化している。遅れていた海外展開では、2014年に豊田通商<8015>と合弁でタイに合弁会社J-OILMILLS(THAILAND)Co., Ltdを設立した。現在は、第五期中期経営計画のもと、より突っ込んだ成長戦略を展開しているところである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)


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