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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、明日の米FRB議長による議会証言を見極め

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9日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。今月末の米大幅利下げへの観測は弱まり、当局者のタカ派寄りの発言でドル買いは継続。ただ、明日の連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言を前に一段のドル買いは手控えられそうだ。

前日の海外市場は、5日に発表された米6月雇用統計を消化する展開となった。そのうち失業率の悪化や平均賃金の伸び悩みを意識する一方で、非農業部門雇用者数の増加を好感。今月30-31日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅は25bpにとどまるとの観測から、米10年債利回りの急反発を手がかりにドル・円は108円後半に浮揚した。ただ、本日のアジア取引時間帯で、ドル・円は足元の高値ターゲットとして意識されていた108円80銭付近で伸び悩んだ。その後同水準をいったん上抜けたが、やはり売り圧力が強く米長期金利の失速を受けドルはやや値を下げた。

この後の欧米市場では、当局者発言やそれを受けた米長期金利の動向が注目される。今晩はブラード・セントルイス連銀総裁とボスティック・アトランタ連銀総裁に発言の機会がある。堅調な米雇用統計の後でもあり、ブラード総裁がFRBの大幅利下げに否定的なスタンスを示せばドル買いは継続する見通し。米10年債利回りが2.0%以上で水準を維持できれば、ドル買い地合いを支援しよう。ただ、明日のパウエルFRB議長による議会証言を見極めようと、上値は重くなるだろう。また、米国とイランの緊張は続いており、地政学リスクによる円買いもドル・円の上昇を抑えそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・21:45 パウエル米FRB議長ビデオあいさつ(ストレステスト関連会合)
・23:00 米・5月JOLT求人件数(予想:747.3万件、4月:744.9万件)
・23:10 ブラード米セントルイス連銀総裁あいさつ(セントルイスでの大学イベント)
・02:00 米財務省3年債入札(380億ドル)
・03:00 クオールズ米FRB副議長(銀行監督担当)講演(ストレステスト関連)
・03:20 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演(セントルイスでの大学イベント)


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