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欧米為替見通し:ドル・円は戻りが鈍い展開か、今月末の米大幅利下げに思惑継続

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18日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い値動きを予想したい。前日からドル売りに振れやすいなか、米国の経済指標や当局者の発言が材料視される。今月末の連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げへの思惑は弱まらず、ドルの買い戻しを抑えそうだ。

前日の海外市場では、ドルは過大評価されていると指摘した国際通貨基金(IMF)のレポートが材料視され、ドル売りに傾いた。また、トランプ米大統領が中国に対する制裁を示唆し、米中貿易戦争による米国経済への影響を改めて警戒する動きも強まった。本日のアジア市場ではその流れを受け継ぎ、ドル・円は朝方の取引で108円を割り込んでいる。加えて日経平均株価の大幅安や今晩の欧米株安観測を背景にドル売り・円買いに振れ、一時107円60銭台まで下落した。この後の欧米市場もドルが切り返す材料は乏しく、主要通貨に対して弱含む可能性があろう。

今月30-31日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)まで2週間を切りブラックアウト直前のタイミングだが、利下げ幅をめぐる市場コンセンサスはなお分かれているもよう。そうしたなか、今晩は21時半発表の7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が前回を上回ると予想され、ドル売りを弱める場面もありそうだ。ただ、同時発表の先週分新規失業保険申請件数は増加が見込まれ、雇用情勢の悪化がやや意識されやすい。また、ボスティック米アトランタ連銀総裁とウィリアムズNY連銀総裁のハト派2氏による発言機会が予定され、ドルの値ごろ感が生じても買い戻しは限定的とみる。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・6月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:-0.3%、5月:-0.5%)
・21:30 米・7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:5.0、6月:0.3)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.6万件、前回:20.9万件)
・22:00台 南ア中銀が政策金利発表(0.25ポイント引き下げ予想)
・22:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
・23:00 米・6月景気先行指数(前月比予想:+0.1%、5月:0.0%)
・03:15 ウィリアムズNY連銀総裁基調あいさつ(金融政策関連)
・G7財務相・中銀総裁会議(最終日、仏シャンティイ)



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