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新興市場見通し:ゲーム株などに物色向かうも、再び不安定な相場展開か

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先週の新興市場では、日経平均とともにマザーズ指数も上昇した。米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を週末に控え、株式市場全体として様子見ムードが強かった。ただ各国の金融緩和や景気対策への期待が株式相場を後押しし、新興市場ではゲーム関連、バイオ関連株を中心に幕間つなぎ的な物色も見られた。なお、週間の騰落率は、日経平均が+1.4%であったのに対して、マザーズ指数は+3.2%、日経ジャスダック平均は+0.3%だった。

個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で3.5%高、そーせいグループ<4565>が同4.1%安と堅調だった。東証1部への市場変更を発表したラクスル<4384>は同18.5%高と大きく上昇。売買代金上位では新規ゲームへの期待が高まったブシロード<7803>が賑わいを見せ、バイオ関連のアンジェス<4563>なども買われた。また、インパクトHD<6067>がインドでのコンビニ出店を受けて大きくリバウンドし、週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、PKSHA Technology<3993>やラクス<3923>は軟調で、今期業績予想が市場の期待に届かなかった総医研HD<2385>が下落率トップだった。ジャスダック主力ではハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同3.1%安と軟調だったが、ワークマン<7564>は同2.8%高、セリア<2782>は同8.7%高となった。売買代金上位では女性向けゲームに関しリリースが相次いだアエリア<3758>が活況となり、子会社と野村総合研究所<4307>の資本業務提携に向けた基本契約締結を発表したジョルダン<3710>も大きく上昇。また、アテクト<4241>が週間のジャスダック上昇率トップとなった。反面、セプテーニ・HD<4293>は手仕舞い売りがかさみ値を崩し、新株予約権の発行による資金調達を発表したオンキヨー<6628>が下落率トップだった。

今週の新興市場は、再び不安定な相場展開となりそうだ。中国が米国による追加関税への対抗措置を発表。トランプ米大統領も改めて強硬姿勢を示し、米中対立への懸念から先週末の米NYダウは600ドルを超える大幅下落となった。為替相場は1ドル=105円台前半まで円高方向に振れており、リスク回避ムードは新興市場にも波及するだろう。テーマ株、材料株物色の動きは見られるが、株式相場全体の地合い睨みで資金の足は速そうだ。

先週取り上げたアエリアやブシロードといったゲーム関連株に加え、そーせいやアンジェスといったバイオ関連株は手掛かり材料に乏しい場面では物色の矛先が向かいやすい。また、ブシロードの人気を引き継いでツクルバ<2978>など他の直近IPO銘柄にも買いが入ってきているようだ。ツクルバは9月に上場後初の決算発表がある。なお、今週は8月29日にウチダエスコ<4699>などが決算発表を予定している。ウチダエスコは前期業績を上方修正済みで、今期見通しが注目される。

IPO関連では、8月26日から30日までピー・ビーシステムズ<4447>のブックビルディング期間となる。また、29日にはアミファ<7800>、30日にはギフティ<4449>の仮条件が決まる。なお、先週はHPCシステムズ<6597>(9月26日、マザーズ)の新規上場が発表され、9月のIPO件数は現時点で6社となっている。


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