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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米追加利下げに思惑もクロス円がサポート

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9日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。明日から開催される米中貿易協議での進展期待は一服し、弱含む見通し。ただ、今月末の米追加利下げ観測を背景としたドル売りの影響から主要通貨が対円で堅調地合いとなり、ドル・円を下支えしそうだ。

明日から開催される閣僚級の米中貿易協議を前に、先行き不透明感が広がっている。米国は中国の監視カメラ大手などを禁輸リストに追加し、ウイグル族など少数民族への弾圧といった人権問題で中国側をけん制。両国の摩擦解消への期待感は後退し、激しい議論が予想される。8日の海外市場ではそうしたムードを反映し、NY株式市場は大幅安となりドル売り基調に振れた。ただ、本日のアジア市場では日経平均株価が弱含んだものの、ドル売りの影響で主要通貨が強含み、クロス円は堅調地合いに。ドル・円は一時106円台後半に下げたが、その後一時107円20銭付近に切り返した。

この後の海外市場では、9月17-18日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が注目され、米中協議に加え連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に思惑が広がりやすい。9月のFOMCの声明に関し市場の一部はタカ派的と受け止めたが、議事要旨にそれほど強気なトーンが見当たらなければ失望のドル売りを誘発しよう。前日の生産者物価指数(PPI)は前年比ベースで3年ぶりの水準に落ち込み、明日の消費者物価指数(CPI)の下振れ懸念もある。一方、ドル売り・円買い基調に振れやすい半面、ユーロ・円などクロス円の上昇が続けばドル・円は107円台で底堅く推移しそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・23:00 米・8月JOLT求人件数(予想:725万件、7月:721.7万件)
・23:00 米・8月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.4%、速報値:+0.4%)
・23:30 パウエル米FRB議長、ジョージ米カンザスシティー連銀総裁がFRBイベント出席
・02:00 米財務省10年債入札(240億ドル、リオープン)
・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月17-18日開催分)



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