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新興市場見通し:マザーズ本格回復遠く、IPOはBASEなど2社

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先週の新興市場では、日経平均が大幅に上昇し年初来高値を更新する一方、マザーズ指数はほぼ横ばいにとどまった。主力大型株に関心が向かいやすいうえ、値動きの悪い中小型株を敬遠する向きもあるようだ。個人投資家には株式相場の方向感のつかみづらさが意識されているとみられ、日経平均の上昇ほど投資家心理が上向いている印象は乏しい。日経ジャスダック平均は堅調だったが、ワークマン<7564>が大きく値を崩した。なお、週間の騰落率は、日経平均が+3.2%であったのに対して、マザーズ指数は+0.0%、日経ジャスダック平均は+1.1%だった。

個別では、そーせいグループ<4565>が週間で7.3%高となってマザーズ指数を支えたものの、その他のマザーズ時価総額上位ではメルカリ<4385>が同0.6%安、サンバイオ<4592>が同3.2%安とさえない。Sansan<4443>は決算発表後に売りがかさみ、同17.4%安となった。売買代金上位ではブシロード<7803>などが堅調。決算発表銘柄ではマネーフォワード<3994>が大きく上昇し、霞ヶ関キャピタル<3498>は週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、ロゼッタ<6182>やAI CROSS<4476>は軟調で、ウォンテッドリー<3991>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力では、前述のワークマンが同14.4%安。これまでの大幅な値上がりで高値警戒感が広がったようだ。外需株の業績底打ち期待から、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同8.7%高と堅調だった。売買代金上位ではプロパスト<3236>に決算を好感した買いが入り、ホーブ<1382>は週間のジャスダック上昇率トップとなった。反面、夢の街創造委員会<2484>は今期の赤字拡大見通しを嫌気した売りが続き、下落率上位に顔を出した。IPOでは浜木綿<7682>がジャスダック市場で公開価格を4割弱上回る初値を、またワシントンホテル<4691>は東証2部市場で公開価格を1割強上回る初値を付けた。

今週の新興市場では、マザーズ指数の本格的な戻りは期待しにくいか。10月22日に祝日を挟み、週半ばからは主力企業の決算発表が本格化する。日経平均に高値警戒感が台頭してくれば、マザーズ銘柄に目先の戻りを期待した買いが入る可能性もあるが、幕間つなぎ的なものにとどまりそうだ。マザーズ時価総額上位銘柄は決算発表が迫ると業績への警戒感が出てきやすい。

今週は、10月24日にエイアンドティー<6722>、25日に東映アニメーション<4816>、沖縄セルラー電話<9436>などが決算発表を予定している。ただ、新興市場銘柄の発表本格化はまだ先。東証1部銘柄では日本電産<6594>(23日)や中外製薬<4519>、ディスコ<6146>(24日)などの決算発表があり、良好な内容であれば新興市場の関連銘柄にとっても刺激材料となる可能性がある。

IPO関連では、10月24日にインティメート・マージャー<7072>、25日にBASE<4477>がともにマザーズへ新規上場する。ネットショップ作成支援のBASEは有力ベンチャーの一角として知られ、テレビCM等で一般的な知名度も比較的高い。しかし、今回のIPOでは公開規模の大きさなどから警戒感が先行しているようだ。なお、先週はトゥエンティーフォーセブン<7074>(11月21日、マザーズ)の新規上場が発表されている。


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