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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米中合意への不透明感は継続

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21日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米中通商協議の第1段階の合意署名に対し中国側が前向きな姿勢を示したことから、過度な悲観は後退する見通し。ただ、依然として協議の先行きは不透明であり、リスク選好の円売りは抑えられそうだ。

20日の取引では、米上院で19日に可決した「香港人権・民主主義法案」をめぐり、両国の関係悪化への懸念が強まった。それを受け米中協議の合意署名への進展期待は低下し、リスク回避の動きが広がった。また、署名に関し来年にずれ込む可能性があるとの報道が市場の悲観的な見方に追い打ちをかけた。本日のアジア市場ではその流れを受け継ぎ、リスク回避的な円買いが先行。その後、劉鶴・中国副首相が「慎重ながらも楽観的(合意は可能)」と前向きな見解を示したが、根強いリスク回避の円いで主要通貨の上昇は小幅にとどまっている。

この後の海外市場では、前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が材料視されよう。同議事要旨では大半の委員が「利下げは緩やかな成長見通しを支える調整になる」としたうえで、目先は政策金利据え置きで一致。20日の取引ではリスク回避的な地合いのなかで反応は限定的となったが、本日発表の11月フィラデルフィア連銀景況指数は改善が見込まれ利下げ打ち止め観測に振れやすい。ただし、米中協議は今後の展開によっては決裂の可能性もゼロとは言い切れず、引き続き先行きの不透明感から円買いが主要通貨の目先の上昇を抑制しそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・10月公的部門純借入額(銀行部門除く)(予想:+93億ポンド、9月:+94億ポンド)
・19:00 経済協力開発機構(OECD)経済見通し
・21:30 欧州中央銀行(ECB)議事要旨(10月24日開催分)
・22:00台 南ア中銀が政策金利発表(6.50%に据え置き予想)
・22:30 米・11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:6.0、10月:5.6)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.8万件、前回:22.5万件)
・22:30 メスター米クリーブランド連銀総裁講演(金融安定化関連会合)
・24:00 米・10月景気先行指数(前月比予想:-0.2%、9月:-0.1%)
・24:00 米・10月中古住宅販売件数(予想:549万戸、9月:538万戸)
・24:10 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁質疑応答



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