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12月のくりっく365、英ポンド・円は、底堅い展開か

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東京金融取引所(金融取)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」では、11月の取引数量は前月比29.0%減の145万1538枚、1日の平均取引数量は6万9121枚と前月比で減少した。月末時点の証拠金預託額は4680億円と前月比で約32億円減少した。取引通貨量では、米ドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ、英ポンドの順となっている。一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」では、11月の取引数量は前月比18.8%減の66万3083枚、1日の平均取引数量は3万1576枚と前月比で減少した。月末時点の証拠金預託額は776億円と前月比で約13億円増加した。

取引数量トップは米ドル・円の31万5265枚(前月比7.9%減)であった。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ打ち止め観測が広がり、ドル買い傾向となった。11月1日発表の米雇用統計、15日発表の10月米小売売上高、22日発表の11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値など好調な内容が続いたことが好感された。メキシコペソ・円の取引数量は18万1887枚(前月比2.0%増)であった。メキシコ中央銀行では11月14日に3会合連続となる政策金利の引き下げを行ったが、景気の低迷は厳しい状況で今後も利下げは続くと見込まれており、ペソは売り優勢の展開が続いた。11月25日発表の7-9月期国内総生産(GDP)は前期比+0.0%と市場予想を下回っており、追加利下げ観測の思惑は続きそうだ。

12月の英ポンド・円は、底堅い展開か。12月12日投開票の英総選挙で与党・保守党が単独過半数を獲得するとの思惑から、欧州連合(EU)離脱の進捗を期待したポンド買いが継続しそうだ。もし与党が過半数の議席を獲得してもただちに離脱問題が解消されるわけではなく、その後もEU側との交渉が続くため余談の許さない状況は続くと思われる。ただ、1月末のEU離脱が現実味を帯び解決の糸口が見られてくるので、合意なきEU離脱を警戒した過度なポンド売りが広がる可能性は低いだろう。また、ユーロ・円は下げ渋りか。12月12日に予定されている政策金利決定後、ラガルドECB新総裁が初の定例記者会見を行うため、金融政策についてどのような言及が行われるか注目される。政策金利については0.00%で据え置きと予想されており、ECB当局者からはマイナス金利について批判的な意見も出ていると伝わっていることから今後の利下げ可能性は低いと考えられる。もしラガルド総裁からマイナス金利政策について懐疑的な意見が出れば、ユーロ売りが縮小する可能性もある。


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