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中東情勢の緊張状態が続いた場合、米個人消費にも悪影響が及ぶ可能性

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 7日に発表された11月米貿易収支は−430.86億ドル、赤字幅は前月比−8.2%となった。貿易赤字額は2016年10月以来の低水準。輸出が増加し、輸入は減少。貿易赤字の減少は10-12月期国内総生産(GDP)成長率の押し上げ要因になりそうだが、国内需要がやや落ち込んでいることを示唆する数値との見方も出ている。

 12月以降における貿易収支の動向が注目されそうだが、市場参加者の間では「米中通商協議が進展しても輸出の大幅な増加は期待できない」、「10-12月期の国内需要がさえない場合、GDP成長率が7-9月期を上回ることは難しい」との見方が出ている。また、中東情勢の緊張状態が続いた場合、米国の個人消費にも悪影響が及ぶ可能性もあるため、リスク回避的な取引(安全資産への資金シフト)が短期間で大幅に縮小する可能性は低いとみられる。
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