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薬味多めで:投資をする際の最強のタイミングとは?【FISCOソーシャルレポーター】

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以下は、フィスコソーシャルレポーターの薬味多めで氏(ブログ「個人投資家最前線」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年1月13日7時00分に執筆


おはようございます。薬味多めでです。

みなさんは押し目を待っていたのにそのままスルスルと株価が上昇してしまい、利益を手にする機会を失ってしまった経験はありませんか?いわゆる、「押し目待ちに押し目なし」というやつですね。

私自身も、これまでに何度もそうした悔しい経験をしてきました。

そこで本日は、投資(買い付け)をする際の最強のタイミングとはどんな時なのかを考えていきたいと思います。

■方法論(1)
「割安なタイミングだと自信を持って投資できるタイミングまでじっと待つ」

投資の基本は「安値で買って高値で売る」ですね。この基本を忠実に守る際には、そのタイミングが来るまでじっと待つという事になります。

バリュー投資の父と言われるベンジャミン・グレアム氏も、投資のタイミングとして最適なのは、
・市場全体が低調な時(全体が弱気の時)
・市場全体が低調とは言えなくても、ある株式が本質的価値よりも安い価格で取引されている時
であると述べています。

普段からしっかりと銘柄分析を行った上で、中・長期の保有でしっかりと利益が出るような銘柄をウォッチしておき、そのタイミングが来た際に恐れずに掴みに行ければ理想的ですね。運用資産が億を超える投資家の中でも、中・長期の保有をスタンスとする方々にはこのタイプが多い気がします。

■方法論(2)
「タイミングなんか関係ない!決まった頻度で買い付けていくだけだ!」

「頭と尻尾はくれてやれ」という相場の格言もありますが、そのタイミングをドンピシャで判断するのは非常に難しいのも事実です。加えて、弱気相場の底の底で買い付けに行くのは非常に勇気がいる行為で、いざその場になると怖気づいてしまう可能性だって十分に考えられます。

こうした点を考慮すると、「ドルコスト平均法で買い付けていく(積み立てていく)手法」は有効的なのではないかと思います。ドルコスト平均法とは、株式や投資信託などの金融商品を購入する際に、一度で購入せずに均等額ずつ定期的に継続して購入する投資方法です。

「長期的に見れば投資タイミングがパフォーマンスに与える影響はほとんどないということが知られていて、いつ投資するかということはあまり重要とはされていない。」という考え方を示す投資家も見かけます。特に、過去数十年にも渡って上がり下がりの波を描きながら上昇を続けてきた米国株などに関しては、この手法は非常に有効な一手かも知れません。

私自身も、資産運用のポートフォリオの一環として、投資信託は決まった銘柄に毎月同じタイミングで、決めた金額を機械的に買い付けるように設定しています。この手法であれば、短期的に急激な下落の局面であっても自分の感情に左右されずに機械的に買付できますし、何よりも同じ金額でより多くの口数を買付することが可能です。

■最強の投資タイミングはどっちだ!?

こうしてみてみると、「割安なタイミングだと自信を持って投資できるタイミングまでじっと待つ」手法は、資金的にも時間的にもある程度余裕がある場合に有効な手法といえそうです。

一方で、タイミングなどは無視して、すでにポートフォリオを構成する銘柄をガッチリと決め打ちした状態で、買い付けルール(毎月、構成割合が最も低い銘柄を買い付ける、など)も定まっているのであれば、ドルコスト平均法が有効なのかも知れません。

どちらにせよ、中・長期の保有でインカムゲインとキャピタルゲインを狙っていく際には、1円でも安値で仕込めるように、まずは虎視眈々と狙いたい銘柄をしっかりと手元で監視させることが先決かもしれませんね。


毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。

一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。

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執筆者名:薬味多めで
ブログ名:個人投資家最前線


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