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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、材料難のなか110円前半の売りを意識

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20日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米中貿易協議の正式合意以降は市場心理が改善しており、株高が続けば円売りに振れやすい。ただ、米国市場の休場で具体的な材料は乏しく、110円前半の売りが上値を抑えそうだ。

前週の米中貿易協議の正式合意以降、市場センチメントの改善によりリスク許容度が高まり、円やスイスフランなど安全通貨の売られやすい地合いが続く。17日に発表された中国の国内総生産(GDP)は予想と一致し、安全通貨売りを支援。一方、ドルは安全通貨としての売りが出やすい反面、足元の住宅着工件数など予想を大幅に上回った経済指標を手がかりに買戻しも観測される。前週末の海外市場はドルが主要通貨に対して上昇し、ドル・円は底堅い値動きとなったが、クロス円の下げに連動する場面もあった。

本日はキング牧師の誕生日に伴う米国市場の休場で、海外市場は低調な取引が予想される。リスク選好ムードに変わりはなく、円売りにより主要通貨は下げづらい値動きが続く見通し。ただ、豪ドルは23日発表の雇用統計を見極める展開で、上昇は想定しにくい。NZドルも24日のインフレ指標にらみで積極的な買いは入りづらいだろう。また、ユーロやポンドも具体的な買い材料は見当たらず、動意の薄い展開とみられる。そうしたなか、ドル・円は積極的な買いは手控えられ、110円30銭付近の売りが下押しする可能性もあろう。

【今日の欧米市場の予定】
・米国休場(キング牧師誕生日)


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