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日銀は2020年度の経済成長見通しを引き上げ

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 日本銀行は本日開催(2日目)の金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を賛成多数で決定した。短期金利は日銀当座預金のうち政策金利残高に-0.1%を適用、長期金利は10年物国債金利が0%程度で推移するよう長期国債の買い入れを行う。

政策金利のフォワードガイダンスも維持した。日本経済の先行きの不確実性は消えていないことから、「物価安定の目標に向けたモメンタムが損なわれるおそれが高まる場合には、躊躇なく、追加的な金融緩和措置を講じる」との方針は当面維持されるとみられる。日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続する可能性が高いとみられている。

 2019年10−12月期の日本の経済成長は大幅な落ち込みを記録したとみられているが、経済と物価の推移について、日銀は2020年度の経済成長見通しを前回の0.7%から0.9%に引き上げた。予想された結果(判断)ではあるが、目先的にドル売り・円買いが優勢となる可能性がある。
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