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日経平均は4日ぶり大幅反落、先物売りに新型肺炎懸念も

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日経平均は4日ぶり大幅反落。20日の米国市場はキング牧師誕生日の祝日で休場だった。積極的に取引を手掛ける材料に乏しいなかで、本日の日経平均は10円安からスタートすると、朝方は小動きが続いた。しかし、10時を過ぎたころから株価指数先物に売りが出て下げ幅を急拡大。新型肺炎の拡大懸念から香港株が大きく下落したことなども重しとなり、引けにかけて23843.48円(前日比240.03円安)まで下落する場面があった。なお、日銀が金融政策の現状維持を決定したが、相場への影響は限られた。

大引けの日経平均は前日比218.95円安の23864.56円となった。東証1部の売買高は9億1259万株、売買代金は1兆6704億円と引き続き薄商いだった。業種別では、空運業、鉄鋼、化学が下落率上位だった。一方、建設業、パルプ・紙、輸送用機器が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の48%、対して値上がり銘柄は46%となった。

個別では、ファーストリテ<9983>やソニー<6758>が軟調で、東エレク<8035>は2%超下落した。インバウンド(訪日外国人)関連銘柄には新型肺炎の影響を懸念した売りが出て、資生堂<4911>は4%近い下落。H.I.S.<9603>なども売りがかさんだ。また、東芝機<6104>は旧村上ファンド系が株式公開買付け(TOB)を実施すると正式発表したが、前日の思惑買いの反動から東証1部下落率トップとなった。一方、トヨタ自<7203>が堅調で、ソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>も小幅に上昇した。前田道<1883>は前田建<1824>のTOB開始を受けて連日のストップ高。前期業績の上方修正を発表したシンシア<7782>や、ウイルス対策関連として関心が高まったシキボウ<3109>なども東証1部上昇率上位に顔を出した。
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