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ドル/円は110円台から一段高となるか 住信SBIネット銀行(三井智映子)

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皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

先週のNY株式市場は米主要3指数が連日過去最高値を更新し、16日にはNYダウが初となる29,000ドル台へ突入、S&P総合500種も初めて3,300ポイント台をつけています。米国は1月13日、中国の為替操作国指定を解除し、米中通商交渉の第一段階合意署名へ前向きな姿勢と好感され、市場はリスク選好の動きとなりました。東京株式市場では日経平均も上昇し、14日には24,000円台を回復しています。

また、これらの動きを受け、為替市場ではドル/円が110円台前半と円安方向へ推移しています。15日の署名後に材料出尽くしから一時109円台となる動きはありましたが、結局110円台をキープして先週末の取引を終えています。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

まずレポートでは今週のドル/円について、『110円台での定着を継続し、さらなる円安地合いを高めることができるか注目されます』と伝えています。

米国では今週末まで主要な経済指標発表がないこともあり、『22日のネットフリックスやIBMに続く23日のインテルやテキサス・インスツルメントなどIT関連企業の10−12月期決算を受けたNY株式市場の堅調などリスク選好地合いが継続するか注目されます』と推察しています。

また、22日のカナダ中銀政策委員会については、『政策金利が年内据え置かれるとして影響は限られると見られる中、NAFTAに代わる新協定に対する期待を背景にカナダの主要株価指数は先週、史上最高値を更新しており、カナダ経済の支援材料となると見られます』と考察しています。

23日のECB理事会では『インフレが著しく上昇することがない限り、当面の金融政策を変更することはない』と見られており、『ユーロ/円が昨年7月1日の123円35銭を更新するか、21日発表のドイツ1月ZEW景況指数の反応と合わせ注目されます』と伝えています。

ポンドの値動きについては『30日の英中銀政策委員会での利下げを既に織り込んだ』と見られており、底打ちして持ち直しの動きを見せるのかなどが注目となりそうです。レポートでは『ユーロ/円、ポンド/円などクロス円の動向もドル/円の110円台の定着および一段の上昇に拍車をかけることができるかがカギを握ると思われます。』と推察しています。

そのほか、『輸入業者が一段の円安に備えてドル買い予約を急ぐことになるか、本邦実需筋の動向もドル/円の方向性に大きな影響を及ぼすか注目されます』と伝えています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子


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