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JPモルガン、「ビットコインの本質的価値は5,000ドル付近」【フィスコ・ビットコインニュース】

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JPモルガンが今月上旬、ビットコイン(BTC)の本質的価値は足元では5,000ドル付近であり、ビットコイン価格はまだその「本質的な価値」を上回っていないと分析するノートを顧客向けに送付した。ブルームバーグが報じている。

報道によれば、JPモルガンのストラテジスト・チームはビットコインをコモディティとみなして、1BTCを増加させる際にかかる限界費用(ビットコインを新規発行する際に必要なコンピューターによる膨大な計算作業や電気代などのコスト)から試算したとしている。

このJPモルガンの限界費用から算出された試算によれば、ビットコインの本質的な価値は2019年1月時点(推定3,000ドル前後)から足元にいたるまで、一貫してゆるやかに上昇している。ただし、ビットコインの本質的な価値は足元では5,000ドル付近であり、8,000ドル台で取引されている市場価格を上回ってはいない。

JPモルガンのストラテジストは「この(本質的価値と市場価格との)ギャップが完全には埋まっていないことから、(ビットコイン価格には)まだ下振れリスクが存在することが示唆される」としている。

また、JPモルガンのノートでは、1月13日から提供が開始された米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコインのオプション取引にも言及している。このオプション取引の提供開始前の数日間において、同サービスの基盤となるビットコイン先物商品に「並外れた数の取引」が認められたことから、市場参加者のビットコイン新商品に対する期待感の強さが表れたと分析している。

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