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仮想通貨市場に占めるアルトコイン比率、足元は30%ほどで推移【フィスコ・アルトコインニュース】

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仮想通貨市場全体に占めるアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)の割合は2017年から2018年初にかけて急増したが、2018年初以降はゆるやかに減少して足元では30%ほどで推移している。アルトコイン比率は、仮想通貨業界の今後を占うひとつの要素となる。アルトコインの比率が低いことは仮想通貨業界の活力が低い水準にある事を示唆する一方、逆にアルトコイン比率の上昇は業界の活力の高まりを示唆するといえよう。

2016年まではアルトコイン総数は500種余りで、市場は未発展の状況にあった。2017年にアルトコインの数が1,000を超えると、アルトコイン全体の時価総額も急成長した。2017年から2018年にかけてのアルトコインはバブル状態にあたる。ITバブル崩壊後に多くの企業が淘汰された状況にも似ており、数多く発行された新規の仮想通貨はその真価を問われる段階へと突入している。

ただし、淘汰を経て開発が続き価値が増大するといったように、バブル時代を経て「生き残った」アルトコインは将来的に大きく成長する可能性は高い。今後新たに誕生するコインの中にもこうした選別を通過するものが出てくるだろうが、一定水準のコインを開発するには時間を要するため、これから数年間はアルトコインの時価総額上位のランキングに大きな変化は起こらないと予想される。

アルトコイン比率は2017年以降30~70%の水準で循環しており、足元は下限に近い状況にある。今後、新たに有望なアルトコインが輩出された場合、仮想通貨時価総額全体に占めるアルトコイン比率の再浮上と共に、再び業界全体にも活気が蘇る事が期待される。

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