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注目銘柄ダイジェスト(前場):小野測器、インソー、ipsなど

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信越ポリ<7970>:997円(-37円)
大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は58.4億円で前年同期比9.2%減益、上半期は同3.8%増益であったが、減益に転じる形になっている。通期予想は据え置きで78億円、前期比4.3%減益の見通しだが、10-12月期の失速を受けて未達懸念なども意識される状況へ。10-12月期は精密成型品事業の減益率が拡大したほか、住生活・生活資材事業も伸び悩んでいる。


サンウッド<8903>:590円(-36円)
大幅に反落。20年3月期第3四半期累計(19年4-12月)の営業利益を8.68億円(前年同期実績0.02億円)と発表している。主要セグメントの不動産開発事業が好調だった。通期予想は前期比85.3%増の7.80億円で据え置いた。第3四半期累計時点で既に上回っているが、21日に業績修正を公表済みで材料出尽くし感から売りが出ている。24日に昨年来高値(658円)を付けてから利益確定売りに押されていることも株安につながっているようだ。


モバファク<3912>:1438円(+77円)
大幅反発。19年12月期営業利益が前期比4割増の12億円程度になったもようとの観測報道が伝わっている。第3四半期決算時に上方修正した数値10.7億円を上回るようだ。主力ゲーム「ステーションメモリーズ!」の利用者数が伸びているほか、広告費の低減なども寄与するもよう。好調な収益モメンタムを背景に、29日に予定する決算発表でのガイダンスなどにも期待が高まる形。


インソース<6200>:3890円(+345円)
急伸。前日に発表した第1四半期決算が好感されている。営業利益は4.1億円で前年同期比31.6%の大幅増益、上半期計画は5.7億円の従来予想から6.2億円に引き上げている。修正幅は限定的だが、進捗率の高さからはさらなる上振れも意識される状況に。階層別研修やIT検収、ITサービスの売上が伸長し、公開講座事業では利益率も大幅に向上しているようだ。


小野測器<6858>:649円(+92円)
急騰。前日に19年12月期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の2億円から4.5億円に引き上げた。計測機器の売上復調、特注試験装置の原価低減、生産効率の向上などが要因となっているもよう。通期大幅減益決算に変化はないものの、10-12月期は大幅増益に転じる形となっており、業績底打ち期待が高まる状況にはなっているようだ。


日東電<6988>:5970円(-150円)
続落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は191億円で前年同期比41.7%減益、7-9月期増益転換から再度減益に落ち込み、市場予想も40億円程度下回っている。中国スマホ向け偏光フィルムの落ち込みなどが要因。発行済み株式数の5.74%に当たる900万株、500億円を上限とする自社株買いの実施を発表しているものの、想定以上の業績伸び悩みをネガティブ視する動きが優勢に。


メディシノバ<4875>:697円(+37円)
大幅に5日ぶり反発。新規化合物MN-001(Tipelkast)の特発性肺線維症を適応として出願中の特許に対し、欧州特許庁から承認通知があったと発表している。肺の瘢痕化の抑制やヒドロキシプロリン値上昇の抑制や制御、肺密度上昇の減少などについても特許が認められたという。錠剤やカプセル剤、液体製剤の経口薬としての特許も認められている。今回の特許は少なくとも35年5月までをカバーする。


ips<4390>:1266円(+100円)
大幅に4日ぶり反発。子会社のInfiniVAN,Inc.がフィリピン共和国国家通信委員会から5G(次世代通信規格)に用いる周波数帯割当の通知書を受領したと発表している。割当内容は、3.6-3.8GHz(うち100MHz)。同周波数は、現在割当を受けている24GHz帯に比べ、壁を通さないなどの課題がなく、電波が到達する距離が長いため基地局の建設が少なくて済むメリットがあるという。同社で実証実験を経た後、実用化を推進する。
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