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ウイルス感染者数の増加ペースを意識した取引がしばらく続く可能性

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 中国における新型コロナウイルス感染拡大は同国内における需要創出を抑制し、その影響で日本などからの中国向け輸出は当面減少する可能性が高いと予想されている。2019年は日本からアジア地域、中国向けの輸出額は前年比でいずれも減少したが、主に米中貿易摩擦が続いたことが影響したとみられている。

 新型のコロナウイルスの感染拡大が3月以降も続いた場合、2020年における日本の対中輸出額は2019年実績を下回ることは避けられないとの見方が広がっている。多くの市場関係者は、「中国国内のウイルス感染拡大がいつまで続くのか、予測することは難しい」と指摘しており、外為市場では感染者数の増加ペースを意識した取引がしばらく続くとの見方が多いようだ。ただ、一部の市場関係者は「中国政府は積極的に動いており、米国と中国はウイルス封じ込めで適切な行動をとる」と期待しており、リスク回避の取引が急速に拡大するとは限らないとの声も聞かれている。
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