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ナック—3Qは増収、建築コンサルティング事業が堅調に推移

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ナック<9788>は7日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.8%増の622.90億円、営業利益が2.97億円(前年同期は3.76億円の損失)、経常利益が2.34億円(同3.96億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が5.64億円(同4.37億円の損失)となった。

クリクラ事業の売上高は前年同期比2.5%減の99.58億円、営業利益は同9.4%減の5.87億円となった。直営部門では、一世帯あたりのボトル消費量増加による顧客単価上昇や解約率低下、加盟店からの顧客譲渡などが寄与し、減収が小幅にとどまった。加盟店部門では直営店への顧客譲渡があったが、サーバー販売数が増加し、売上高は前年同期と同水準となった。

レンタル事業の売上高は前年同期比1.8%増の111.60億円、営業利益は同6.7%減の14.76億円となった。主力のダスキン事業では、地道な営業活動により優良顧客基盤を深耕することに加え、トータルケアサービス部門(包括的な役務サービス提供)の展開に注力し、増収となった。害虫駆除事業では、需要が高まる夏場にかけて全国的な販売促進活動を強化し、売上高を維持した。

建築コンサルティング事業の売上高は前年同期比0.3%増の38.42億円、営業利益は同9.7%増の4.00億円となった。ノウハウ販売部門では、新商品の販売と販売促進活動の強化により、増収増益となった。建築部資材販売部門及び子会社のエコ&エコでは減収増益となった。

住宅事業の売上高は前年同期比11.7%増の306.03億円、営業損失は14.39億円(前年同期は23.25億円の損失)となった。レオハウスでは、引渡棟数が増加し増収となった。ジェイウッドは、期初受注数が前期初よりも減少したことに加え、期中の受注数も伸び悩んだ。ケイディアイは、増収となるも人員増強等により販売費及び一般管理費が増加した。国木ハウスでは、1棟あたりの引渡単価が向上、suzukuriでは、異業種との提携を通じたターゲット層の拡大に取り組んだ。

美容・健康事業の売上高は前年同期比3.9%減の67.58億円、営業利益は同34.3%減の0.80億円となった。化粧品通販の自社ECサイトにて使用しているサーバーへの不正アクセスが発覚し、2019年8月から12月までECサイトを停止、新規取扱や定期購入を一時的にストップしたため減収益となった。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.4%増の1,002.00億円、営業利益が同8.0%増の22.00億円、経常利益が同3.3%増の21.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.3%増の10.00億円とする期初予想を据え置いている。


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