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ドル/円は110円台を再度回復できるか注目 住信SBIネット銀行(三井智映子)

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皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

先週はリスクオフムードが一服し、7日の日経平均株価は前週末比622円高の23,827円、NYダウは846ドル高の29,102ドルと大幅に反発しています。為替市場では、ドル/円は一時110円台を回復し、ユーロ/円は週半ば121円台前半まで上昇しました。

前週から引き続き新型ウィルス感染拡大の影響による経済減速への懸念でリスクオフムードから始まった先週ですが、中国人民銀行による大規模な流動性供給策や新型ウィルスのワクチン開発進展の報道などが好感され、リスク回避の動きが一服しました。また、アイオワの民主党大会では『有力視されたバイデン候補への支持が伸び悩んだことで、トランプ大統領の再選が濃厚との見方もNY株式市場の上昇を支援』しました。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

まだまだ新型ウィルスの感染状況への注目が続いていますが、レポートではまず今週のポイントについて、『ドル/円は下値支持線として意識される200週移動平均線や週足・雲の上限を下値支持線として110円台を再度回復し、一段の上昇につながるか注目されます』と伝えています。

今週、米国で発表される経済指標については、『2月13日の消費者物価指数や2月14日の小売売上高を受けてGDPの約7割を占める個人消費の堅調が確認され、米国経済の緩やかな成長をサポートすることにつながるか注目されます』と考察しています。

また、2月11-12日に行われるパウエルFRB議長の議会証言にも注目を向けています。パウエル氏の証言内容が『緩やかな成長の持続に対し、今回のウィルス感染拡大による設備投資や生産活動、さらに個人消費への影響について慎重な見通しを示すのか、NY株式市場の反応次第ではリスク回避の動きが再度強まるかもしれません』と伝えています。

欧州では、先週末に発表された独12月鉱工業生産が大幅に悪化していたことを受け、今週2月14日発表の独10-12月期GDPの結果が注目されそうです。独GDPがマイナス成長に転じた場合には、『ユーロは2月7日の安値(1.0942ドル)を更新し、下げ足を強めるか注目されます』と考察しています。

そのほか、EUとの通商交渉が注目されているイギリスのポンドや、中国と関係性が深いオーストラリアの豪ドルの動向なども、『クロス円が軟調な値動きとなればドル/円の円安進行の足かせになる可能性もあり、動向が注目されます』と伝えています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子


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