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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日ぶり反落、弱い経済指標が圧迫材料

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【ブラジル】ボベスパ指数 116674.13 +1.13%
13日のブラジル市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1011.73ポイント安(-0.87%)の115662.40で取引を終えた。116659.7から114800.6まで下落した。

売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。中国における新型肺炎の認定基準の変更に伴い、感染者数が大幅に増加しているとの報告が投資家の不安心理を再び強めた。また、最近の上昇で足元では高値警戒感も強い。一方、原油価格の上昇などが資源セクターの支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 3110.05 -0.39%
13日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比12.22ポイント安(-0.39%)の3110.05で取引を終了した。3122.19から3096.98まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び縮小させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りがやや優勢。また、中国が新型肺炎の認定基準を変更したことで感染者数が大幅に増加しているとの報告も投資家の不安心理を再び強めた。一方、原油価格の上昇が指数をサポート。また、2020年の成長予想がこれまでの1.7%から1.9%まで上方修正されたことも好感された。

【インド】SENSEX指数 41459.79 -0.26%
13日のインドSENSEX指数は3日ぶり反落。前日比106.11ポイント安(-0.26%)の41459.79、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同26.55ポイント安(-0.22%)の12174.65で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。弱い経済指標が圧迫材料。12月の鉱工業生産は前年同月比で0.3%縮小し、前月のプラス1.8%と市場予想のプラス1.7%を下回った。また、インフレ加速も追加の利下げ期待を後退させた。1月の消費者物価指数(CPI)上昇率(前年同月比)は7.59%となり、56カ月ぶりの高水準を記録した。

【中国本土】上海総合指数 2906.07 -0.71%
13日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比20.83ポイント安(-0.71%)の2906.07ポイントと8営業日ぶりに反落した。

戻り待ちの売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は12日まで7日続伸し、足元では急落する連休直前の株価(1月23日終値:2976.53ポイント)に接近していた。もっとも、中国の経済政策に対する期待感が持続するなか、大きく売り込む動きは限定的。新型肺炎の拡大による影響に対処し、当局は景気下支え策を相次いで打ち出している。20日に公表される最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」(事実上の貸出基準金利)の2月分に関しては、3カ月ぶりの引き下げが確実視される状況だ。指数はプラス圏で推移する場面もみられている。
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