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Jトラスト—19年12月期の営業利益は会社計画を上回って着地

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Jトラスト<8508>は13日、2019年12月期連結決算(IFRS)を発表した。営業収益が581.05億円、営業利益が2.87億円、税引前損失が3.12億円、親会社の所有者に帰属する当期損失が32.49億円となった。会社側は、営業利益を0.61億円と予想していたことから、会社予想を上回って着地したことになる。なお、2019年12月期は、決算期変更により2019年4月1日から2019年12月31日までの9ヶ月間となっており、対前期増減率について記載していない。

主力の金融事業のセグメント利益については、日本金融事業は概ね計画通りであったほか、韓国及びモンゴル金融事業は計画を大幅に上回った。また、東南アジア金融事業については、計画を下回ったものの、赤字幅は前年同期比で大幅に縮小した。

日本金融事業の営業収益は76.76億円、セグメント利益は30.85億円となった。債務保証残高の増加に伴い保証料収益が順調に増加した。

韓国及びモンゴル金融事業の営業収益は295.85億円、セグメント利益は75.00億円となった。中金利帯の貸付が増加したことによる期中平均貸出金利の低下に伴い利息収益が減少した一方で、債権回収実績率の見直しに伴い貸倒引当金繰入額が減少したことが増益要因となった。また、債権売却益が利益を押し上げた。
東南アジア金融事業の営業収益は96.73億円、セグメント損失は46.47億円となった。インドネシアでは、事業の再建に取り組んでおり、Jトラスト銀行インドネシアにおいて銀行業における貸出金の減少に伴い利息収益が減少したことなどが損失要因となった。一方で、Jトラストロイヤル銀行を連結子会社としたことに伴い負ののれん発生益を計上したことなどから、セグメント損失幅は減少した。

総合エンターテインメント事業の営業収益は48.49億円、セグメント損失は1.59億円となった。

不動産事業の営業収益は47.29億円、セグメント利益は8.29億円となった。保有不動産の売却が利益押し上げ要因となった。

投資事業の営業収益は8.15億円、セグメント損失は訴訟関係費用の増加等により17.68億円となった。

その他の事業の営業収益は11.87億円、セグメント損失は4.72億円となった。工事契約収益の減少等があった。

2020年12月期通期の連結業績予想については、営業収益が865.11億円、営業利益が16.81億円、親会社の所有者に帰属する当期損失が16.57億円を見込んでいる。


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