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サイネックス—3Q売上高微減なるも増益、純利益は黒字に転換

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サイネックス<2376>は7日、2020年3月期第3四半期(19年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.6%減の102.46億円、営業利益が同4.5%増の2.72億円、経常利益が同3.4%増の2.91億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が1.78億円(前年同期は0.63億円の損失)となった。

出版事業の売上高はサンマークが連結対象外となったこともあり、前年同期比10.5%減の51.90億円、セグメント利益は同3.5%減の8.24億円となった。官民協働による行政情報誌「わが街事典」は、大分県別府市や福岡県糸島市などで新たに発行、東京都町田市や大阪府松原市などで再版を発行し、143の市区町村と共同発行した結果、当第3四半期末における累計の共同発行自治体数は922、再版を含めた累計発行版数は1,703となった。また、子育てや高齢者福祉などジャンル別行政情報誌の発行に取り組むとともに、50音別電話帳「テレパル50」は、引き続き行政情報や特集企画を掲載した電話帳の発行を進めた。

ICTソリューション事業の売上高は前年同期比0.9%減の20.21億円、セグメント利益は0.55億円(前年同期は0.30億円の損失)となった。当第3四半期累計期間において、引き続き自治体のふるさと納税支援事業に取り組むとともに、自治体向けホームページ・アプリ開発サービスは長野県岡谷市や福岡県福津市などと契約を締結し、累計の契約自治体数は47となった。eコマース事業は「わが街とくさんネット」等の物販は順調に推移したが、旅行商品は自然災害の影響もあった。

ロジスティクス事業の売上高は前年同期比23.5%増の30.06億円、セグメント利益は同57.0%増の0.69億円となった。当第3四半期累計期間において、郵便発送代行事業は、官公庁の案件や、代理店を中心に引き続き他社利用の顧客の獲得に積極的に取り組み、ポスティング事業も顧客の開拓に努めた。

不動産事業の売上高は前年同期比18.4%減の0.29億円、セグメント利益は同12.2%減の0.17億円となった。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.5%増の140.00億円、営業利益が同32.8%増の5.10億円、経常利益が同23.7%増の5.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.7%増の3.30億円とする期初計画を据え置いている。


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