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インテリックス Research Memo(12):2020年5月期は自己株式取得により総還元性向はほぼ100%の水準に

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■株主還元策

インテリックス<8940>は株主還元策として、財務体質の強化と内部留保の充実を図りつつ、業績連動型配当政策を導入している。具体的には、目標配当性向(連結ベース)で30%以上を目途に配当を実施していく方針で、2020年5月期は減益見込みのため、1株当たり配当金で前期比12円減配の22.0円(配当性向37.7%)を予定している。ただ、一方で自己株式の取得(418千株、299百万円)も実施しており、総還元性向では約97%となる。


■情報セキュリティ対策

情報セキュリティ対策として、同社はウイルス対策ソフトを導入しているほか、マルウェア等の攻撃や侵入を防ぐため、2017年よりAI(人工知能)技術による高度な防御機能を搭載したシステムを導入・運用している。また、外部からの社内ネットワークへの攻撃を防ぐファイアウォール装置を設置するとともに、情報機器の資産管理システムを運用し、各種ログを自動収集することで社内からの情報漏えい対策も実施している。

サーバーの運用に関しては、データセンター内に構築した自社サーバーによるプライベートクラウドを商用クラウドへ段階的に移設しており、障害に対する信頼性向上やインフラの拡張性を図ると同時に、外出先からの情報共有を容易とし、企業向けSNSシステムとの併用により効率的な運用を行っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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