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フリービット Research Memo(3):アルプスアルパインと次世代自動車時代に向け包括的提携

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■中長期のトピック

フリービット<3843>は2019年7月に、電子部品・音響機器・カーナビゲーションを製造販売する大手企業であるアルプスアルパイン<6770>と自動車分野で「シームレスカーライフ」実現に向け業務提携契約を締結した。CASE※1及びMaaS※2が注目されるなか、アルプスアルパインの車産業のコンポーネントをセット化するノウハウに、同社のXaaS(X as a Service。Xに様々な産業分野が入る)のノウハウを組み合わせる。コンセプトは、独自のCaaS(Car as a Service)。各種データの取得、自動運転関連を含めた技術を実証し、乗車前から乗車後も含めたシームレスな体験の実現を目指す。業務提携の内容は、相互技術協力により新たな製品・サービスを開発するとともに、営業協力も行う包括的な内容である。業務提携と同時に、両者の協業により開発が進められている、暗号技術やブロックチェーン技術を活用したインターネット/IoTインフラ(オフチェーン部分)の改ざんリスク対策の基礎技術「The Log」も発表された。モビリティ分野は市場が大きく、同社の様々な技術が活用できる可能性が高く、同社の将来的な事業の柱として期待したい。

※1 CASE:Connected(コネクテッド)、 Autonomous(自動運転)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)の頭文字であり、自動車産業の今後の動向を示す重要な鍵である。
※2 MaaS:Mobility as a Serviceの略であり、サービスとしての移動を意味する。公共交通機関、バス、タクシー、カーシェアなど自動車に限らず様々な形態の輸送サービスをシームレスにつなぎ、モビリティサービスとして統合する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)


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